神祈〜Kan-Nagi〜


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北足川市を襲った大きめの地震。
幸い地震の被害は微々たる物だった。
だが、それが総ての事件の始まりであった。

翌日。北足川市立第三高等学校入学式。
神崎美子は式の最中に母の危篤を知らされる。
そして、駆けつけた病院で再会を果たした母。
その姿は、今朝とは別人としか思えぬほど弱々しい姿であった。
「美子……ごめんなさいね……あなたに……」
そう告げると息絶えた母。
神崎美子は何もできず、何も判らぬまま、すべてが真っ白のまま、
そこに立ち尽くしていたのであった。

これから幕を開ける不可思議な事件が
己の存在を知る事になるとも知らずに――
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