俺ファン　その廿肆

骨まで溶けるような　オーブンみたいな会場で
熱気でむせかえる　人気のジャンルに向かいましょう

最後は　きっと秋葉原で　補完するために
自分は　ずっと忘れないわ　コミケの混み具合を

日差しは真上から　スコールみたいに降りそそぐ
ぎらぎら太陽が　傾き沈んで消えるまで

最後は　もっと疲れ疲れ　鞄持てぬほど
自分は　ぐっと焼けてバテて　ベンチで休むひとり

アフター・イベント　きっと秋葉原で　補完するように
自分は　ずっと忘れないわ　コミケの混み具合を

最後は　もっと疲れ疲れ　鞄持てぬほど
自分は　ぐっと焼けてバテて　ベンチで休むひとり

アフター・イベント　ああふけてゆくわ　疲れてもコンパ
自分は　ずっと忘れないわ　コミケの混み具合を

冗談でなく、夏のコミケは暑い・もとい「熱い」です。体調管理はきちんとしましょう。混雑でも疲れますし。

手にしたくて　手にできなくて
時には店でも買えずに
泣いた季節を　耐えた俺らは
今とても輝いてるよ

あなたが描く　原稿のページが重なり
今　立派な本になる
ずっとあの娘に　萌えてゆこう

おねがい次も　あの娘の本を
俺の嫁が全てさ
信じている　ただ信じてる
同じ原作(もの)を愛す作家(ひと)へ
どんな本も　どんなグッズも
ひとつひとつが愛しい
手に入れば　何もいらない
きっと幸せになるから

列の中でずっと待ってた
完売の事さえ知らず
なくなってて傷ついた時
それでもそこまで行くんだ

かけがえのない　出逢いは俺らを狂わせる
目当てが　重なりあう
争奪戦を　繰り広げて

どんなときも　支えもなしに
こらえ耐えた自分へ
心込めて　ただひとつだけ
送る言葉はありがとう

おねがい次も　あの娘の本を
俺の嫁が全てさ
祈っている　ただ祈ってる
きっと出すと約束してよ
世界中に　ただ一人だけ
俺の嫁を選んだ
手にできれば　どんな苦労も
ずっといとわずに行くから

たった一冊の本かもしれませんが、そのために買い手は行くわけですからサークルさんはきちんと新刊お願いします。

広場すさぶ烈風は
愚者(ばか)の聲か憤慨か
慥(たし)かに立った勇者への檄か
傷も死をも厭わない
欲しい物が買えるなら
散華の気概！
怒涛の地へ飛び込め

電文送信だ！（We are テツヤレンジャー）
勝利のフラグを立てろ！

テ！テ！　手分けをして...！
ツ！ツ！　繋がらない
ヤ！ヤ！　やられた！回線混んでる
テ！テ！　手慣れてても
ツ！ツ！　辛いんだよ
ヤ！ヤ！　やっぱりメール通じない

ヒトリで　トイレを　待ってる　その時！
ちょ、おまｗｗｗ　やめろｗｗｗ
入場ｗｗｗ　列よ動くなｗｗｗ
テツヤレンジャー　非公認団体！

気をつけろよ　そこかしこ
魑魅魍魎が跳梁跋扈
右へ倣えの傀儡たちよ
入場列　動き出し
テンションすぐに　上がれば
頭・脳・覚・醒！
一瞬で目を覚ませ

新刊一限だ！（We are テツヤレンジャー）
何度も列に並んで

テ！テ！　手伝わされ
ツ！ツ！　つき合わされ
ヤ！ヤ！　休みがとれずにヤケ気味
テ！テ！　てんてこまい
ツ！ツ！　伝わらない
ヤ！ヤ！　焼そば...食ってるヒマがねぇ！

いつかは企業の先頭並ぶのさ...！
買うぞタオル、ポスター、
抱きまくらカバー...！
テツヤレンジャー...！

電文送信だ！（We are テツヤレンジャー）
勝利のフラグを立てろ！
せーのっ　「限定が買いた～い！！！」

ヒトリで　トイレを　待ってる　その時！
ちょ、おまｗｗｗ　やめろｗｗｗ
入場ｗｗｗ　列よ動くなｗｗｗ
テツヤレンジャー...　テツヤレンジャー...

何としてでも欲しいものが買いたいってのは判りますが、やっていい事と悪い事は区別しましょう。

最後尾(うしろ)でずっと　あなたを見つめていた
（テツヤレンジャー）
欲しいグッズ買われて　イライラを募らせた
だからもういっそ　踏み出して勇気を出して
（テツヤレンジャー）
暑さ・寒さ・眠気だって平気ですしおすし！

痛い痛い痛い　ほどの欲
痛い痛い痛い　ほどの魁(さきがけ)
革包(カバン)で今　確(し)かと目印　末永く居場所の
かくほをしよっ！（どっすーん！）

伝説なんて勘違い　論外の戦士
闘う　モチベは　ホシいリミテッド
痛さに耐えた者だけが　真の勇者になれる
最高で　最狂の　祭りがYes !　はじまるぜ
テ！ツ！ヤ！　テツヤレンジャー
…イタすぎちゃってゴメンネッ♪（オイ！）

まだまだもっと　企業で買い込みたくて
（テツヤレンジャー）
大人買いのまだ上、鬼買い、NAYUTA買い
未開封でこの部屋に眠る(^o^)/ 御宝(トレジャー)
（テツヤレンジャー）
いざとなれば売りさばく　確保せよ資金(マネー)

痛い痛い痛い　ミスを責める
痛い痛い痛い　あいつの顔
棚上げして戦果の報告
肌色多めの抱き枕！（オレのも～ん！）

ずーずーしさがものを言う　違反の戦士
絶対団結　眩しアソシエート
痛さに耐えた者だけが　真の勇者になれる
最高で　最狂の　祭りはYes !　終わらない
テ！ツ！ヤ！　テツヤレンジャー
…よい子はしちゃダメだぞッ♪（メッ！）

伝説なんて勘違い　論外の戦士
闘う　モチベは　ホシいリミテッド
痛さに耐えた者だけが　真の勇者になれる
最高で　最狂の　祭りがYes !　はじまるぜ
テ！ツ！ヤ！　テツヤレンジャー…

…イタすぎちゃって
…イタすぎちゃって
…イタすぎちゃって
ゴメンネッ♪（オイ！）

よい子はしちゃダメだぞッ♪　の一言で済む話ではありますが、みんなで集まって開場を待つってのは楽しいですよね。でも徹夜はダメですよ？

列に戸惑う弱気な僕
買い逃したあの日の新刊(ほん)
本当に予想以上　金使った事がある

止めど流る粘る汗よ
消せど萌ゆる魔性の火よ
あんなにジャンル買いを
してた時は二度とない

人は誰も本求めて　ホール彷徨う運命(さだめ)
そして運まかせ　Oh, My destiny
資金尽きるまで

今度こそと心に激しく誓った
焔(ほむら)のような情熱を
I know.. 燃やしてる, Hoo...
開始された瞬間から行列すごくて
並ぶ気なくしスルーするよ
手にするのいつの日も店

コミケ終わり家路の時
深い闇を電車が行く
本当に予想以上　疲れている僕がいる

企業ブースの袋持った　コミケ帰りのオタク
それは隠しとけ　Oh, Bad memory
苛立ちを胸に

人は苦労せずに新刊買えない
誰しもそんなものだとは
I know.. 気づいてる, Hoo...
身も心も買いたい同人誌しか見えない
張り裂けそうなボロカバンの
重たさに耐えるのは何故？

今度こそと心に激しく誓った
焔(ほむら)のような情熱を
I know.. 燃やしてる, Hoo...
開始された瞬間から死ぬほど人があふれ
並ぶ気なくしスルーするよ
繰り返ししてるのは誰？

コミケに限らずやる気・情熱の有無が成否に直結するものです。特にコミケは一期一会も多い。「焔」を忘れずに。

「アナタは出してる本のイチブしか知らない」
勝ち誇るように笑われても　それほどイヤじゃないよ
生まれ出たままで　横たわったその全身が
それだけで定番のオカズになれるくらいです

すべて買うのは到底無理なのに
僕らはどうして
あくまで全部を収集したがる
カンペキを追い求め
ツボとフェチなポイントがひとつありゃいいのに

もしそれが出した本のイチブだとしても
何よりも確実にはっきり好きなところなんだ
甘える時　胸を背中に押しつけてたり
抱きしめるとギョッとするような乱れ方だったり

イチブだけ見て買ってしまえば
また傷つくかもな
ホントに要るのは有無を言わせない
圧倒的なエロスさ
ツボとフェチなポイントがひとつありゃいいのに

君にしか作れないもの　僕たちが見てみたいもの
どれもホントのこと

すべてはネタのイチブってことに　僕らは気づかない
気に入ったものを見つけたのなら　もう失わないで
ツボとフェチなポイントがひとつありゃいいのに
それだけでいいのに

気に入ったサークルさんの本は結局過去作も欲しくなるもんです。けど18禁のサークルさんは同じジャンルで出し続けるパターン少ないからな。過去作が気に入らん(知らない作品)ってケースも多いし。

ボード　立ててても
人にあふれたブースの中じゃ
誰も気付いてはくれない
だから　告知のボードを誰も知らない

絶やす事無く　我がサークルに
立てかけていた
新刊告知は　あなたにあてた
打算なき愛のあかし

両隣行列が並ぶ　あいだに　ポツリ
取り残されてる
いつもこんなモンだってこと
ずっと　ずっと　ずっと
わかってたはずなのに

売れそうに　なさそうな　コミケが
今年も僕を待ってる
運だけじゃ　掴めない
このサークルチケット
入場する時ヒラリ
上手に見せて　渡してウケた
スタッフ思い出す　一人

机の海に　埋もれた本も　いつか知られて
売れていくのだろう　そういう夢は
見る人を選ばない

僕等この場所にやってきた伝道師
みんな　机に並んで
通りすぎる人の流れも
きっと　きっと　きっと
楽しめる日が来るさ

風のない　通路とか
ホールの天井　暗く寂しく
動かない　人だかり
いつまでも見つめてた
どこにも　もう動けない
始まってから　駆けてく人に
キラリ舞い落ちてく　ボード

立ち寄って　手にとって
見てる光景は　奇跡のようで
聴こえない　買ってくれ
目の前の人に　何度も送る

売れそうに　なさそうな　コミケが
今年も僕を待ってる
今もまだ　掴めない　売れセンの法則
立ち止まる　僕の前で
これ下さいの　声が聞こえる
コミケを待っている　いつも

メジャーでもマイナーでもサークルに来てくれるのは本当に有難い。買ってくれればもっと有難い。けどムダな長居は勘弁ね。

書きたいことはいつも
ハートの奥にあって
上手くは書けやしないけど
イベントごとに出してって

書きたいことは全部
変わらずに此処にあって
全部は書けないけど
そう、いつも想ってるよ

快速電車　人波に揺られて
ネタを見つける　そんな事も無くなって

大好きだったジャンル
すごくハマった日々を
振り返りもしないのは
そうね　ため息ばかり
懐かしいね

書きたいことはいつも
ハートの奥にあって
上手くは書けないけど
いつもキチンと出してって

書きたいことは全部
変わらずに此処にあって
全部は書けないけど
そう、いつも想ってるよ

最終電車　残業で疲れて
ネタを見つける　これからやらなきゃな

大好きだったジャンル
盛り上がってた日々を
愛しいと思うのは
そうね、何してたんだろう
懐かしいね

書きたいことはいつも
書く時に忘れちゃって
思い出そうとしちゃうから
締め切りいつも守れない

書きたいことが全部
すぐに原稿になって
今すぐ印刷して
届けてほしい

修羅場のときはいつも
真夜中に腹がへって
背中丸めて食うカップ麺
そんなの寂しすぎるから

書きたいことは全部
隠さずに本に書くよ
書けない時はジッと
ジッとマジで考えるよ

サークルさんは何を書こうかと頭を悩ませるものです。けど思いついてもどう書くかという難題があります。インプット・アウトプットというヤツですね。ホント大変です。

ほら　分かれていく　二つの列が
ビックサイトの中へ　吸い込まれてゆく
歩く間に　始まるバトル

外周沿いに往く者に　看板の導きを
企業のグッズ目指す者に　大金を

震えるほど心　燃え尽きるほど熱く
その足で早く歩け　身体漲る欲望
完璧なチェックに喝采を　その身の運命　オタ

賽は投げられた　並ぶしかない
過酷な天気の中　頑張り続ける
行列で耐え抜く買い手達

忍耐を持ち、知る者に　黄金の報酬を
早く並べた戦士のために・・・新刊を

幕が開いたようだ　終わりまで六時間
身体がぶつかる火花　会場の中を照らせよ
君が行くコミケに幸運を　その身の運命　オタ

二度と忘れない　出逢い知った運命
すべてはそこから始まっていたのさ

震えるほど心　燃え尽きるほど熱く
その足で早く歩け　身体漲る欲望
完璧なチェックに喝采を

幕が開いたようだ　終わりまで六時間
身体がぶつかる火花　会場の中を照らせよ
君が行くコミケに幸運を　その身の運命　オタ

コミケはまさしく「制限時間六時間」の勝負の世界。気力・体力・財力そして胆力や幸運が必要です。いろいろ備えておくように。

静寂(しじま)の　底から
近づくその締切日　時が来る
ハマれる　アニメが
描き上げる勇気を　沸き立たせる

上司欺いて　残業躱して
仕事片づけ　予定の間隙(すき)を突け
つらぬいた願望(おもい)が　机に並ぶ

Like a Schedule Storm
粘れ Like a Schedule Stamp
予定表書き込んだ刻限を
過ぎてても割増料金払い
印刷して

漲(みなぎ)る　力に
ツイートが生きてる証　友の声
滲んだ　疲れと
まだ終わらぬ意味を　交わしながら

すぐ印刷所へ　またキンコーズへ
ギリギリの前日にコンビニへ
落としたの告知の机をなくせ

Like a Schedule Soul
止めろ Like a Schedule Slip
飲みを避け遊び断ち描いていけ
怖れずに何も躊躇(ためら)わず進め
入稿まで

上司欺いて　残業躱して
仕事片づけ　予定の間隙(すき)を突け
つらぬいた願望(おもい)が　机に並ぶ

Like a Schedule Storm
粘れ Like a Schedule Stamp
予定表書き込んだ刻限を
過ぎてても割増料金払い
印刷して

締切は書き手に欠かせない。これがないと原稿が書けないという人もいるくらいに。けど締切破りだけはいけません。スケジュールを立てて守りましょう。