この話も4月からスタートし、とうとう11月の話となりました。話の進み方としてはどうなんでしょう。
今回はこれまでと違い、エッセの方も「世界によって姿が変わる」モノを出してみました。
本編にもある通り、ウーパールーパー=アホロートル=サンショウウオ。そしてアステカ神話のショロトルという神が逃走中にサンショウウオに変身したというのは、本当にある神話です。
さらに犬の頭を持つ神様、もしくはそれに準ずる存在というのも、あちこちの神話に登場します。
その辺は世界が変わろうと人間の考える事は変わらない、という事でもあると思います。
その辺りからひねり出したのが今回のお話でした。けれど結局話のパターンそのものにそれほど変化があった訳ではないのが反省材料ですね。
よし。後書きらしくなったぞ。
そして本編に出てきたお祭り・パヴァメ。どこの宗教でも大きなお祭りってのはたいがいあるものですが、やっぱり「異教徒」の人の参加や手伝いって否定気味なんでしょうかね。やるんならウチの宗教信仰してくれない? みたいな感じ。
けど日本のお祭りの場合は、よその地域でも異国の方でも結構参加してる率が高いかもしれない。そこを取り上げて「日本はいい」という気はありませんが、手伝おうという気持ちを無碍にするのが、その宗教の教えにのっとったものなのかどうか。宗教行事に大事なのはソコなんじゃないでしょうかね。良く知りませんが。<第28話に続く>