『少年がスっている! 弐』
「判ったよ。答えりゃいいんだろ、答えりゃ」
すっかりエリカにペースを崩されてしまったロベリアが、髪をかきながらめんどくさそうに答える。
「ひったくりってのは泥棒としちゃ下の下だけどな。こういう町中での盗みは相手に気づかれないようにやる方が安全だしな」
「盗みのやり方に上等も下等もないだろう」
すかさずグリシーヌが口を挟むが、ロベリアは聞こえない振りをして、
「けど物を手に入れるのには一番手っ取り早い。逃げ切れば自分の物だからな。物はともかく金にいちいち名前が書いてある訳じゃなし」
長年犯罪に手を染めているロベリアらしい理論を一同しっかりと聞いている。
「ガキが盗みをやってるってんなら、大きく分けりゃ二種類だろうな」
もったいぶった口調で指をピッと二本立て、話を続けた。
「一つは指導する大人がいて、子供はその通りに盗みを行なうタイプ。で、大人がその上前をはねるって感じだな」
「つまり、悪事は子供にやらせて、自分は楽して儲けるって事かい?」
大神がロベリアに訊ねる。確かに日本でもそういった事をしている子供がいるとは耳にしている。だが洋の東西は違えど人間のやる事だ。そんなに差はないのかもしれない。
「まったく。大人の、いや。人間の風上にも置けぬ外道だな」
ロベリアの話を黙って聞いていたグリシーヌが怒りを隠そうともせずに呟く。
「もう一つは……孤児」
「孤児?」
孤児という単語を聞いたエリカがおうむ返しに反応する。つい先日孤児院のパトロンの貴族が亡くなったからだろう。
「確かに孤児院って所もあるが、孤児全員が孤児院に入ってると思ったら大間違いさ。そうじゃないガキだって山のようにいる」
ロベリアはふと視線を逸らして上を向いた。
「そういうガキが働こうとしても、働かせてくれる所なんてまずないしな。小さけりゃなおさらだ。けど子供だって食わなきゃ死んじまうだろ」
裏の社会で生きてきたロベリアの言葉は、まるで実体験を語るような説得力を以て皆に届いた。
「それに、ただでさえ孤児ってのは厄介者扱いされる。そんな状況で食べ物を手に入れるとなったら、拾うか盗むかしかないさ」
「それが原因という訳か? 今一つ……根拠が希薄だな」
グリシーヌが重く呟く。ロベリアの言い分も納得はできないが、一応の理解はできるからだ。
「働く場がない。根拠としちゃ充分以上さ」
そのロベリアの発言に、今まで黙っていた花火も暗い顔のまま、
「しかし。そこまで働く所がない物なんでしょうか」
彼女の疑問はもっともな事だが、働く所が全くない訳ではない。
先の世界規模の大戦によって住んでいた町や村が戦争に巻き込まれ、そこで親を亡くす、もしくは離れ離れになるなど、決して珍しい事ではなかった。
そうした子供はもちろん、出兵から帰ってきた大人も大きな都市に流れてくる。人が集まる大都市ならば、きっと何か稼ぐ手段がある、そう信じて。
今でいうアルバイトをしている者もいるし、町に落ちている金属片などを拾って(時には盗んで)いくばくかのお金に換え、それで生活している子供だっている。
だが、全員がそういった「職」につける訳ではない。皆が同じ仕事をしたとしても、過当競争であぶれ、失業者に逆戻りする者も数多い。
大人はまだ肉体労働で稼ぐという手段があるが、総ての子供にそれは無理というもの。
そうした子供達は文字通りその日暮らし。路地の隅に身を寄せて休み、時には食べ物を拾ったり盗んだりしている。
その戦争が終わってまだ十年も経っていない。当時幼子だった者はまだ「子供」と呼ばれる年齢である。
もちろん国としても巴里としてもあらゆる復興対策をしているが、戦争でお金を使い過ぎたので、まだまだ充分とは言えない。
盗みで生計を立てる子供を減らす為にも、そうした子供達を受け入れ、盗みをせずとも暮らせる孤児院のような施設が必要なのだ。
「先日お亡くなりになった孤児院のパトロンの貴族さんも、同じ事を仰っていました」
エリカが淋しそうにぽつりと話す。それを聞いたグリシーヌは、
「こうしていても何も解決しない。まず我々にできる事をやろう」
「だからアンタは『口だけ貴族』って言うんだよ。どうやってやる気だ?」
絶妙のタイミングでグリシーヌに口を出すロベリア。だがその意見は真っ当なものだ。
「ひょっとして、ボク達で孤児院を開くの?」
コクリコがグリシーヌに訊ねる。グリシーヌの持つ権力と財力ならそのくらいの事は可能だろう。しかし、
「場所を用意したとしても、孤児達の意識を改めぬ事には事態は変わらぬであろう」
少し考え込むような仕草を見せ、彼女は続けた。
「手始めに、市場で見かけたというその子供を何とかしよう」
「止めときな。一人ぽっち助けたところで、どうなるモンでもないだろ?」
相変わらずロベリアが水を差すものの、今度はグリシーヌは揺るがなかった。
「手始めに、と言っただろう。一人の孤児を助けられなくて、どうして大勢の人間を助けられようか」
「そうだな。確かに一人だけを助けても何も変わらない。でも、だからと言って何もしないのはどうかと思う。それは俺も同じだ」
生真面目で一直線な大神の言葉にグリシーヌもさらなる自信を持ったようだ。
「ま、期待はしてないよ。どうせ『お貴族サマ』の考える案だからな」
「何だと……!?」
ロベリアのその発言には、さすがにグリシーヌもカッとなった。そばの壁に立てかけてあった愛用のポール・アックスに手が伸びる。
「だってそうだろ。こんな孤児がウロチョロする社会になった原因は支配階層の連中にあるんだ。弱者救済とか言いながら、自分達の懐具合の事しか頭にない連中がな」
グリシーヌの行動に気づきながらも、ロベリアは話すのを止めない。グリシーヌはポール・アックスを鷲掴みにすると、すかさずその切っ先をロベリアの顔面に突きつけた。
「それ以上愚弄する事は、私が許さんぞ」
「事実だろ」
「やめろ二人とも!!」
大神が再び怒鳴って二人を引き剥がす。
「ロベリアも挑発するんじゃない。それからグリシーヌも斧を引いてくれ」
「しかし……」
「いくら何でもグリシーヌ一人じゃ無理だよ。ボクだって何かしたいっていう気持ちは、イチローやグリシーヌと一緒だよ」
コクリコも力強くうなづく。そこまで言われては、グリシーヌの怒りの気持ちもぐらついて、治まってくる。
「そうですよ、グリシーヌさん。一人でやろうとせずに、みんなで助け合わなくちゃ」
いきなりエリカが口を挟んでくる。彼女は胸の前で両手を組むと、
「聖書にもあります。『汝の隣人を愛せよ』と。身近な人を大切にし、互いに助け合い、愛を与え合う事で人々は幸せに暮らす事ができる筈です」
もう少し声と態度に威厳があれば説法のような雰囲気すら感じられるエリカの言葉。さらに彼女は、
「だから、隣にいるロベリアさんも大切にして、愛を与えれば、きっといい人に生まれ変わってくれる筈なんです」
そう言って、隣にいるロベリアの手をしっかり握る。
「わたしの愛を与えますから、ロベリアさんの愛を下さいね」
「んな事できるか! 第一、愛なんざひょいひょい他人にやれるモンじゃないだろ!」
そりゃそうだ。一同はそんな目でエリカとロベリアのやりとりを横目で見ている。
やがてグリシーヌは力強く立ち上がると、
「よし。明日にでも市場中を探してその子供を見つけ出し、たっぷり説教してくれよう。いくら貧しくとも、盗みをするなど言語道断、とな」
自信に満ちあふれるグリシーヌを見てどこか浮かない顔のコクリコを、大神は見逃さなかった。


翌日。コクリコの姿は市場にあった。隣には大神の姿もある。
今日も市場を回って動物たちのエサをもらうのだが、昨日見かけた子供の事も気になっているのだ。
昨日市場に現れたのなら、再び市場に現れる可能性が大きい。そう読んだグリシーヌと花火の二人は慣れぬ市場内でうろうろしていると聞いている。
「グリシーヌ、大丈夫かな?」
コクリコは買い物客が増えつつある市場を見回した。
「大丈夫だと思うけど」
大神も市場を見回してそう答える。
「だって。グリシーヌがそういう子を見たら『そこへ直れ、成敗してくれる!』って斧振り回しそうで」
コクリコが声真似までつけて答える。その言い方がとてもよく似ていたので、大神も苦笑い。
「さすがにそこまではしないと思うけど……」
しかし同時に「彼女だったらやりかねない」と思った事は事実だ。
「確か、昨日は果物屋だったよね?」
「うん。けど、果物を売ってる所なんて、この市場だけでもたくさんあるよ?」
大神の問いに、コクリコが少し疲れた声を出す。
コクリコは毎日のように市場に通っているだけあって、どこにどんな品物が売られているかちゃんと把握しているし、また、それを教えてくれる人も数多い。
「それに、盗んでいくのがいつも果物とは限らないし。また市場に来るとも限らないし」
「これだけの広さの中から子供一人を探し出すのか。気が遠くなりそうだな」
この人混みの中からスリやひったくりを探し出すだけでも、彼らのような素人には重荷などというレベルではない。
どれだけ無謀な事をしようとしていたのかという事を、身をもって痛感していた。
だが、それでも市場を回らねば話にならない。
大神はコクリコと共に市場の中に足を踏み入れた。
簡素な木の骨組みに布で屋根を張った露店が所狭しと立ち並び、自分の所の品物を売り込む声があちこちから聞こえてくる。
市場の活気に満ちたエネルギー、と形容すればいいのか。目には見えないが確かに感じる事ができる暖かい雰囲気が周囲に満ち溢れている。
「いつ来てもすごいな、ここは」
それら市場独特の雰囲気に気押されそうな大神を見たコクリコが、
「そりゃ市場だもの。すっごく賑やかで、こうして見て歩くだけでも楽しいよ」
ニコニコ笑いながら顔馴染みの商人達に声をかけ、野菜くずや果物を分けてもらっている。
商人達は「タダでいいよ」と言ってくれるのだが、コクリコは「好意に甘えてばっかりいられないし」と働く意欲を見せている。
荷物を運ぶのを手伝いながら、昨日のひったくりの事を話す。さすがにその子の事は市場内では結構知れ渡っているようだ。
大神は、昨日その子が孤児院の子だと聞いた事を話すと、
「ああ。両親が戦争で死んでから、親戚中をたらい回しにされてたって聞くけどな。しかもそこで結構虐められてたみたいだな。しょっちゅうケガしてたの知ってるよ。かわいそうになぁ」
これまたコクリコに聞こえないように、大神だけに話す。大神の方も、
「でも、だからと言って盗みを許すっていうのも……」
「判っちゃいるんだけどな。けど相手は子供な上に、盗んでいく物が物だけに……な」
その主人も困った顔で話してくる。
子供でも盗みは悪い事だ。しかしたかがリンゴ一個やオレンジ一個で子供を吊るし上げるような真似をするのは、どうにもばつが悪い。
だからといって商売物を何度も盗まれてはたまらないので、いつも以上に目を光らせているという。その辺はぬかりないようだと、安堵する大神。
それを聞いたコクリコも笑顔でその場を離れた。
以後も同じように食べ物を分けてもらいながら市場を歩くが、いたって平穏そのもの。ひったくりや盗みがあった様子はないし、話もない。
その途中で、別行動をとっていたグリシーヌと花火に出会う。向こうも何もなかったらしく、グリシーヌもどこか満足そうな顔だ。
「我々が見回っているのを感じ取って、来なかったのかもしれん。これはこれで見回った成果だろう」
確かに泥棒など来ないに越した事はない。昨日あれ程「捕まえて説教してやる」と息巻いていたのだが、実際そこまで本気で考えていた訳ではないようだ。
そんなグリシーヌに、コクリコが元気なく訊ねる。
「グリシーヌ。その子を見つけたら、やっぱり捕まえるの?」
するとグリシーヌは相変わらず力強く、
「当然だ。今盗みを止めさせねば、ろくな大人になるまい。これは貴族として、いや一人の人間として誰かがやらねばならん事だ」
グリシーヌの勢いは止まらない。もしこの場にその子供がいたら、戦斧で叩き斬ると言い出す程に。
「だけど……」
コクリコはそこで言葉を濁した。
「ボクは……泥棒はしなかったけど……ひもじい思いは、その辛さは判るから……」
辛さを笑顔で乗り切るコクリコが、珍しく沈んだままの顔でそう答えた。


コクリコもそういった子供とあまり変わらない境遇だった。
母は行方不明。父は戦争に行き帰らぬ人に。
その間孤児院にいたが、やがてそこも閉鎖。しぶしぶ父方の親族が引き取ってくれていたが、露骨な厄介者扱いを受けて親族中をたらい回しにされる生活。
食事とて満足にとれる日の方が遥かに少なかった。時には他の家族が食べているのに、自分はお腹を空かせたまま黙って見ているしかない時すらあった。
当時まだ五、六歳だったコクリコに、村を出て自立して生きていく事はまだできなかった。
どんなに待遇が悪くても、そこに住まわせてもらうしか生き抜く術がなかったのだ。
以後世界中を回るサーカス団「シルク・ド・ユーロ」に見い出されて入団するが、そこでもベトナム――東洋人という事で、特に団長から差別的で過酷な扱いを受けていた。
しかし。扱いは過酷でも、サーカスでは毎日食べる事ができる。満足に食べさせてもらえなかった村での生活を思えば、それだけでも天国のようだった。


「毎日ご飯が食べられるっていうのは、すっごく幸せな事だよ」
サーカスでのコクリコの現状を知っている大神は、その言葉を浮かべて笑顔を作るコクリコの肩をそっと叩く。それからグリシーヌに向かって、
「けどグリシーヌ。せめて事情くらいは聞こうよ」
「そ、それは判っている」
まるで大神に咎められたようにきつく言い返すグリシーヌ。
「どうしますか、大神さん。このまま見回りを続けられるのですか?」
花火がそっと訊ねてくる。市場の喧噪にかき消されそうになったその声をどうにか聞き取った彼は、
「そうだなぁ。もう少し続けてみようか。あ、ところでエリカくんはどこにいるんだ? 来てる筈だろう?」
大神のその問いに、グリシーヌと花火は渋い顔でため息をつく。その反応に大神は、
「ひょっとして……」
「隊長の考え通りだ。八百屋の店を壊したとかで、手伝いをさせられていた」
グリシーヌのその言葉を聞いて、一同が同じく渋い顔になる。
「この間は、カフェのオープンテラスのテーブルを薙ぎ倒してたな」
大神がポツリと呟く。
「三日くらい前、ジャガイモが入ったカゴをひっくり返して、道路をジャガイモだらけにしちゃってたよ」
コクリコも同じようにため息をつく。
「私は、大通りのケーキ屋さんで、店内を小麦粉まみれにしたという話を聞きました」
花火もどこか困った顔でそう告げる。
ここまで多いとさすがに何と言えばいいのか困る。時としてコクリコにすら子供扱いされる有様なのだから。
ただ「他人を助けたい」という気持ちは充分にあるので、その気持ちを無下にもできない。
むしろ常に明るく前向きな姿勢が好感を持たれている程だ。「やる気が空回りしている」だけなのである。
「……とりあえず、様子を見に行こうか?」
しばし考えた後、大神は控えめに聞いてみた。
「そうだな。これ以上被害を出さない為にも」
グリシーヌの建設的でない意見に、皆は同意せざるを得なかった。


「え〜〜ん。皆さん助けて下さいよぉ」
と、泣きそうになりながら、ひたすらジャガイモの皮を剥き続けているエリカ。
彼女のトレードマークでもある真っ赤な法衣はあちこちに染みがついている。そんな彼女を見た一同は、
「自業自得だ。己の行動を改める、いい機会だ」
グリシーヌがあえて冷たく言えば、
「けど、これだけの量を一人でやるのは大変だよ」
大神が手伝おうとする。花火も「そうですね」と彼に同意するが、
「でもイチロー。あれ……」
コクリコの指差す先には、見るも無惨に真っ二つに折れた露店があった。その隣には正視したくない程グシャグシャになった野菜の山。
彼女は「あれじゃいくら何でもねぇ……」と口を尖らせている。
どんな風にしたらあそこまで破壊できるのか。聞きたくもあり聞きたくもない。そんな複雑な心境。
それはエリカを除く全員の気持ちに間違いなかった。
そんな時、皮剥き真っ最中のエリカがふと顔を上げた。
「あっ、ヴォルールくん!」
彼女の視線が大神達の後ろを見ている。彼らもそちらを見ようとしたが、
「うわあああっ!!」
エリカがブンブン手を振って「こっちこっち!」と叫ぶのを見て皆が一斉に飛び退いた。何せブンブン振っている手には包丁が握られたままなのだから。
「エリカ、包丁を握った手を振り回すな!」
グリシーヌが逃げながら注意する。しかし普段から斧を振り回している彼女が言っても説得力がない。大神はふとそんな事を思った。
そのヴォルールと呼ばれていたのは、まだ十歳くらいの男の子だった。いきなり名前を呼ばれた事でビクッとなり、くるりと後ろを向いて逃げようとした。
だが、できなかった。
何と。いきなり出てきたロベリアが、彼の後ろ襟を鷲掴みにして片腕で持ち上げたからだった。
「ちょっと待ってもらおうか」
眼鏡越しの視線は、まるで実戦の最中のように鋭い。
「早く出しな」
淡々とした短い声も、まさに今恐喝しているように厳しい物だ。
「な、何の事だよ。放せよ!」
ヴォルールは逃れようとじたばたもがきながらロベリアに訴える。それを見たグリシーヌや大神も、
「貴様、子供相手に何をしている!」
「そ、そうだよ。事情は判らないけど、いきなりそれはないだろう」
「判らないなら口を出すなよ。こっちも商売柄目が利くんでね」
ロベリアはそう言うと、もがく彼の頬を叩き、それから手を無造作に彼の懐に突っ込んで財布を取り出した。
だが、その財布はどう見ても子供が持つようなデザインのものではない。
さらにロベリアは彼のポケットというポケットに手を突っ込んで次々と財布を取り出していった。
ロベリアの手によって、都合五つの財布が地面に投げ置かれた。
その子は財布をいくつも持ち歩いているのだろうか。もちろんそんな事はない。
その中には、ついさっきまで持っていた筈の大神の財布も含まれていたのだから。
「昨日は転ばせるだけにしてやったけど、今日はそうはいかないよ」
ロベリアはヴォルールを持ち上げたまま、その顔を覗き込んだ。

<参につづく>


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