『輝きの向う側 後編』
エイドリアンをどうにか逃がした後、ジャックはたった一人で中国人マフィアと対峙していた。
もちろん多勢に無勢の言葉もある。何も一人で壊滅させようと思っていた訳ではない。
単に彼女が乗る船が出発するまでの時間稼ぎができればそれでいい、くらいにしか考えていなかった。
自分はあとから別な船で追いかければいい。そう思って深追いはしなかった。
それに、自分の得意とするナイフは、こういった戦いにはまるで向いていないのだ。
ナイフの効果的な使い方は、相手に気取られぬように近づき、一瞬で刃を突き立てる事である。
ナイフは携帯に便利なように刀身が短い。その為、極端に接近しない事には振り回しても当たりはしない。
もちろん投げるという使い方もあるが、命中したものを回収できる保証はないし、外れれば武器は相手の手に渡る。
そういった訳で、相手をからかうように逃げ回り、最低限の応戦をし、適当な建物の陰に隠れて一休みしていた時だった。
「見つかったか!?」
「いえ。まだです」
「何をやっている、この無能が!! 何としてもあの女を捕まえろと言っているだろう!」
彼の隠れているすぐそばで彼等が怒鳴りあっている。彼は隠れたまま声だけを聞いている。何気なく時計を見ると、もう彼女の乗る船は出港する頃だ。もう少しの辛抱だ。
「あ、ボス」
ジャックは身を固くした。組織のボスがすぐそばまで来ている。彼の身に自然と緊張が走る。
「どうだ。あの女の足取りはつかめたのか?」
「はい。どうやら港から船に乗ったようです。30分ほど前に出た『香港行き』の船に乗っているようです。乗り込む事はできませんでしたが、あの船は香港までどこにも寄りません。香港の組織の方には連絡を済ませました」
姿を隠したまま彼は舌打ちする。船を間違えるとは致命的だ。急いで追いかけなければならない。
が、どうやって……。考えを巡らせていると、再びボスの声が聞こえた。
「そうか。傷をつけるなと念を押しておいただろうな?」
「はい」
「わかった。女というものは美しいまま手に入れるに限るからな。無傷なら色々と使い道はある。……それで、男の方はどうした?」
「そちらもまだです。この辺りに逃げ込んだ事は間違いありません」
「まったく。裏切り者達の始末といいあの男といい、手間ばかり増やしやがって」
建物の陰からそっと声の方を伺う。皆会話に集中してこちらに気づいた様子はない。この隙に逃げ出そう……と思った時、
そこら中にマシンガンの音が轟いた。話していた男達の悲鳴が辺りに響く。どうやら彼等の敵派閥が奇襲をかけたのだろう。
それから怒号と悲鳴。激しく銃を撃ち合う音が隠れたままのジャックの耳に飛び込んでくる。彼はそこから動くに動けずにそのまま身を潜めていた。
やがてマシンガンの音が止んだ。
それからたっぷり百は数えてからそこに飛び出すと、辺りにはマフィアの死体の山が。組織のボスらしき人物も倒れている。
用心棒をしていた時に死体を見慣れているといえども、望んでまで見たい物ではない。
殆ど同士討ちに近い形で彼の敵はいなくなった。が、油断はできない。ジャックはこっそりとその場を離れ、出港時間ギリギリで日本行きの船に乗り込んだ。
そして、日本でマリアに出会い、彼女達を銀座に送った後、再び横浜に戻ってきた。港の周辺で、そこらにいる人を捕まえては彼女の事を訊ねてみるという事の繰り返し。しかし、誰も彼女を知らなかった。
そんな生活をする事数日。香港からの蒸気客船が港に入ってきた。もしかしたらこの船かもしれない、と思いつつ彼女の姿を探すが、それでも見当たらない。
そこを中国系の男達に襲われたのだ。おそらくあの時に「連絡」した香港の組織のメンバーであろう。エイドリアンだけでなくジャックの顔も知らせたらしい。
彼もどうにか応戦して車で逃げたものの、銃で車のタイヤを撃たれてバランスを失い、倉庫に激突してしまったのだ。


『……あとはこの通りさ。見られたもんじゃないがな』
そう言って話をしめると、ほうとため息をついた。
話を聞いていたマリアも少し考え込んでいる。
彼のナイフの腕前は自分もよく知っている。しかし、銃をもった数十人が相手では余りにも分が悪すぎる。死ななかったのが不思議なくらいだ。
『いつもの「勘」は働かなかったみたいですね』
その言葉に乾いた笑いを浮かべると、
『自分の事はダメなんだよ。だから意味がない』
そのまま目を閉じる。が、すぐに目を開けると、
『早く帰った方がいい。どうせ近いうちにあいつらが乗り込んでくるに決まってる』
ジャックがそこまで言った時、そっと部屋に入ってきたのはダンディ団のボスだった。会話に加われずに黙っていた大神にそっと耳打ちする。
「大神さん。なんか、ヤバそうな連中がここを見張ってるぜ。この兄さん絡みかもしれねぇ」
「何だって? でも、彼をここから動かすわけにも……」
「どうかしましたか?」
小声で話す二人にマリアが割って入る。隠してもしょうがないと思った大神は、今ボスが言った事を伝える。
「怪我をしているうちに殺す気ですね。相手が誰であろうと、殺させるわけにはいきません」
「せめて追い返せればいいんだけど……」
その時、急に表が騒がしくなった。まさか、中国人マフィアの連中が乗り込んできたのか……と思って窓の外を見ると、どうやらそうではないらしい。
騒ぎの正体を見て、大神達の顔が凍りつく。それは、ある意味、マフィア達より質が悪かった。
騒ぎの正体。それは――
黒鬼会の人型蒸気。脇侍・改だったのだから。


脇侍・改はぎくしゃくとした緩慢な動きで手当りしだいに町を破壊している。ニュースで報道されてはいるものの、やはり実物が現れれば簡単にパニックに陥るものだ。
病院の中も上を下への大騒ぎ。みんなの避難で通路はごった返していた。
大神とマリアは、ジャックをボスに任せて通りに飛び出した。脇侍の姿はまだ少し遠くにあるものの、こっちまでくるのは時間の問題だ。
「隊長。このままでは町が破壊されてしまいます。今からみんなに出動要請をしたとしても、ここまでどのくらいかかるか……」
マリアの心配はもっともだ。こういう時、後手後手に回らざるを得ない事に激しくいらだつ。
「いくら何でも五分や十分でくる事は無理だろう。それまで少しでも被害を食い止めないと……」
そう言った時、建物の壁に付近の地図が貼ってある事に気づいた。大神は地図に駆け寄り、じっと見つめている。
「隊長、何をしているんです! 早く……」
そこまで言ってマリアは彼の考えに気づいた。少しでも被害の出ない場所へ誘い込むつもりなのだと。
大神は地図を見ながらぶつぶつ呟き、地図の上を指でなぞりながら考えを巡らせる。やがて、決意を秘めた表情で、
「……マリア。この近くに少し広くなっている公園がある。そこに誘い込もう。そこならば、建物の被害は食い止められると思う」
地図を作戦板に見立て、思いついた事を簡単に説明していく。
「あいにく俺に武器はない。マリアの銃だけが頼りだ。頼む」
帝國華撃団仕様の光武・改ならば、武器がなくとも一体の脇侍相手なら何とでもなる。だが、今は生身なのだ。脇侍のなんて事のない一撃が簡単に致命傷になる。
たとえ倒せなくても、光武が来るまでの時間稼ぎをするには、やはりマリアの銃が不可欠になる。
「……判りました。急ぎましょう」
銃の残弾数を確認すると、脇侍に向かって走り出した。
二人がそうして話していたのは二分もかかっていないだろうが、緩慢な動きの脇侍でも建物の一つ二つくらいは破壊可能だ。建物が崩れて瓦礫の山になっているのを満足そうに(といっても脇侍は無人機だが)見つめている時、ふいに横から小さな連撃を受けた。
脇侍の顔がそちらを向くと、そこにあったのは銃口から細く煙たなびく銃を構えたマリアの姿。
「あなたの相手はこっちよ!」
そう言うと、今度は脇侍の顔面めがけて発砲する。確実に命中し、装甲が傷ついているものの、やはり対人用の銃ではさほど効果がないようだった。
それでも、注意をこちらに向ける事はできたようだ。脇侍は攻撃目標を目の前の建物からマリアに変更した。ゆっくりとした緩慢な動きで彼女に迫る。
マリアはギリギリまで脇侍を引きつけ、さっと動くと、大神の言っていた公園の方へ少しずつ誘導を始めた。
その間、大神は建物の下敷きになっていた人を、瓦礫の山から救助していた。幸いその人自体に怪我はない。
「大丈夫ですか!?」
「ああ。ありがとな、兄ちゃん。助かったよ。でも、何なんだい、あのバカでかいのは?」
「説明はあとです。早くここから避難を……」
そこまで言った時、辺りに散らばるものが目に入った。それはまぎれもなく日本刀。
「あの。ここは……」
勇ましく凛々しい表情から一転して不思議そうな間抜け顔になった事に驚いたものの、彼は、
「ああ。ここは外国人相手に刀を売る店なんだ。なんでも、外国の方じゃ美術品として受けがいいみたいなんでな」
それを聞いた大神は、その中の適当なものを一振り掴むと、
「すみません。これ、お借りします!」
そう言うと、返事を聞かずに飛び出していった。


マリアは公園の手前まで脇侍を引きつけてきた。
「……もう弾が残り少ないわね」
物陰に隠れ、銃に弾を込めながら呟く。戦場ではないから、予備の弾丸は沢山は持ち歩かない。それが仇になってしまった。
しかし、もうすぐ公園。ここまでやったのだ。最後までやりとげなくては。
あくまで今の自分の役目は誘導と時間稼ぎだ。倒す事ではない。
そんな使命感を抱いて物陰から飛び出し、再び発砲。その時初めて脇侍が今までとは明らかに違う反応を見せた。
小さいが、脇侍の装甲に穴が開いていたのだ。
マリアは単に適当に銃を撃っていたわけではない。同じ所に命中するように撃っていたのだ。いくら金属の装甲でも、全く同じ所に攻撃を与え続ければいつかは壊れる。
しかし、止まっている目標ならまだしも、ゆっくりとはいえ動いている相手にそれをやってのけるとは。恐るべき精密射撃だった。
(今だ!)
脇侍が自分の方を向いた時、マリアは慎重に狙いを定める。すると、装甲の向こうにある小さな蒸気演算機の姿がハッキリと見えた。ちょうど、自分が開けた穴の向こう側である。
これこそ、九歳という年令で革命の闘士と言わしめたマリアの力だった。
一流の武芸者が達するという無我の境地。それにも似た澄んだ心のまま、マリアは引き金を引いた。
乾いた銃声が辺りに響く。マリアは引き金を引いた姿勢からぴくりとも動いていない。脇侍もそうだ。
だが、脇侍の手足が細かく震えている。何かあると警戒だけは解かないマリアだったが、やがてその震えも止まった。
マリアが開けた穴から黒い煙を吐き、脇侍は完全に停止した。
そこでようやく銃を懐にしまう。ほっと一息ついた時、それは起こった。
何と、脇侍がマリアに向かって倒れてきたのだ。
急いでその場を離れようとするが、道に落ちていたチラシに足を取られバランスを崩す。
油断した! そう思いつつも銃を抜くが、このままでは間に合わない!
それでも銃口を向け、引き金を引こうとした時、
「マリア、伏せろ!」
脇侍の後ろから大神の声がした。マリアは素直にそのまま伏せる。
大神は走りながら日本刀を抜き、鞘を投げ捨てて両手で持つと、そのまま脇侍との間合いを詰めた。
大神の手にした刀が、彼自身の霊力によってうっすらとした光に包まれる。
「でぇぇぇやぁぁぁっ!!」
そして、光に包まれたままの刀を横薙ぎに叩きつけた。同時に自身の霊力を爆発的に刀に注ぎ込む。
すると装甲がいとも簡単に切り裂かれ、脇侍の胴体が腰から真っ二つになった。
切り裂かれた上半身は、倒れたマリアを飛び越え、そのまま地面に落ちてバウンドして転がった。下半身の方も地面に倒れはしたが、マリアに当たりはしなかった。
「マリア、逃げるんだ!」
生身で大量に霊力を使ったあとは激しい疲労感に襲われる。しかし、気力を振り絞って倒れたマリアに手を貸してその場を離れた時、脇侍の上半身が。少し遅れて下半身も爆発を起こした。
あまり離れていなかった為、爆風が遠慮なく二人を襲う。とっさに大神がマリアをかばうが、その爆風はふいに現れた影に遮られた。
二人が怪訝そうにその影を見ると、その影の主から聞き慣れた声が響いた。
「マリア、隊長。大丈夫かっ!?」
帝國華撃団の赤い光武・改。カンナの乗る機体だ。どうやら時間稼ぎは充分だったらしい。
「この先の病院の方にも脇侍が出たみたいでさ、そっちの方は他のみんなが片づけてるよ」
「判った。俺達もみんなと合流しないとまずいな」
「そうですね、隊長」
マリアはくすりと笑うと、二人は揃って元来た道を駆け出した。


それから一週間後。すっかり回復したエイドリアンと松葉杖をついたジャックとが新橋の駅に立っていた。
再会した二人は、まるで西洋の恋愛映画のように抱き合った。その光景を見た大神は照れくさそうにそっぽを向いていた。
『有難うございました、マリアさん。このご恩は一生忘れません』
ジャックから離れたエイドリアンがマリアの両手を固く握る。目にはうっすらと涙すら浮かんでいる。本当に幸せそうだった。
問題の中国人マフィア達は、あの騒ぎのどさくさにまぎれて逃げた彼を見失っているし、探す事も困難だろう。組織そのものが壊滅状態である以上、無理に追っては来ないだろう。
『……こいつがすっかり世話になったな、マリア』
ジャックがエイドリアンの肩をポンと叩いた。
『お礼は私ではなく、ダンディ団の方々に言って下さい』
『そうだったな。そいつらによろしく言ってくれ』
そのダンディ団だが、知人の手伝いで祭の準備をすると言うので、ここには来ていない。
「あの……これからどうするんですか、お二人は?」
大神がエイドリアンに聞いてみた。日本に行きたいという気持ちで一杯の彼女だ。これで帰るというわけではないだろう。
「ハイ。横浜ノCafeデ働ケマス。皆サンノオカゲデス」
かなりたどたどしい日本語で、大神にそう答えるエイドリアン。マリアは横浜にいる知人が経営するカフェに二人の事を頼んでみたのだ。
『俺も日本語覚えなきゃダメかな』
『決まってるでしょ、ジョン。一緒に勉強しましょ』
少々困った顔のジャックに、エイドリアンがすましたまま英語で答えた。
その二人を、マリアは眩しそうに目を細めて見つめていた。
自分のやりたい事、叶えたい夢を持っている人は輝いて見える。そして、その言葉は嘘ではない、と。
間違いなく、この二人は輝いていた。辛く苦しい異国での生活だが、未来を切り開こうという意志が感じられる。
『……どうした、マリア』
自分達を見つめる彼女に、ジャックが問いかける。マリアは我に返り、
『……いや。輝いている人間はいいものだ、と思っただけです』
いつも以上に毅然とした態度でそう答えると、ジャックは猫背気味の背を丸めて小さく笑った。
『そういう事は、自分じゃ気がつかないもんなんだよ』
どこかからかうようなジャックの態度だ。エイドリアンも笑顔のまま、
『マリアさんも輝いていますよ。きっと、大神さんのおかげなんでしょうね』
ふいを突かれたその言葉に、マリアは言葉に詰まる。ジャックも笑いながら、
『違いない。女は男で変わる、か?』
『ジャック! 私とた……彼はそういった関係では……』
珍しくマリアが食ってかかる。
「どうしたんだ、マリア? 急に大きな声出して……」
「な、何でもありません」
会話が判らない大神に割って入られ、マリアが恥ずかしそうに頬を染める。無理に毅然としようとするが、ほんのりと赤くなった顔は隠しようがない。
『マリア。そいつと仲良くな』
「大神サン。彼女トオ幸セニ」
二人はそう言って駅構内に入って行った。
「あ、あの。『お幸せに』って……!?」
その一言で、おぼろげながら今までの会話を察した大神も、顔が一気に赤くなった。
二人ともその場に凍りつき、視線を合わせられずに赤面したまま顔を伏せていた。
「私は、輝いているのでしょうか……」
「マリア、何か言った?」
ぽつりと口から出た言葉を大神に聞かれ、マリアがかなりぎこちなく咳払いをする。
「何でもありません。行きましょう、隊長」
その顔は、いつも通りのマリアだった。無言で歩を早めるマリア。それから大神の方を振り向くと、
「もうすぐ、次回公演の稽古が始まる時間ですから」
そう言った時、彼女の顔から小さな笑みがこぼれていた。
少々堅苦しい所はあるが、春のように暖かい優しさと冬の寒さのような厳しさを内に秘めた、頼れる仲間の顔だ。
辛かった過去を過去として受け入れ、そして、新しい自分をこの帝都で見つけた歓びが浮かんでいる。
「……ああ。そ、そうだね。帰ろう、マリア」
そう答えた大神は、そんな彼女を眩しそうに見つめていた。
――間違いなく、今の彼女は光り輝いていると思うから。

<輝きの向う側 終わり>


あとがき

最初は「カッコイイマリアの話にしようかしらん?」と簡単に考えていました。
でも、管理人には何かジンクスがあるらしく、最初に思った通りの話にならないのです。
オリジナルキャラのジャックとエイドリアンの説明だけでスペースを食うったらありゃしない。サクラキャラの影がすっかり薄くなってしまいました。
それでもどうにかマリアの話にできたかもしれない、とは思ってます。
オリキャラ入れるのはともかく「歌謡ショウ」でお馴染みのダンディ団の皆様も出すし。光武抜きの対脇侍戦というシーンもやりましたが、もう少し緊迫感があれば……。まぁ、言い出したらキリがないんですけど。
でも、あとから読み返すと、OVAの「紐育の怒れる刺客」っぽくなっちゃったかなぁ……(;¬_¬)。特に後半。
あと注釈。ゲーム中では「海軍士官学校」となっている筈ですが、士官学校というのは通常陸軍の言い方で、海軍の場合は「兵学校」になるんです。そこは意図的に変えております。

さて。毎度お馴染みのタイトル解説。今回は1991年公開のアメリカ映画「幸せの向う側」から取りました。
この映画は、結婚6年目のエイドリアンは、理想的な夫・ジャックと素晴らしい娘・メアリーとのバラ色の人生を送ってた。 
だが、ある事件をきっかけに夫との間に微妙なすき間が生じる。 やがて夫が事故で死亡。その事故を境に愛する夫への疑念が次々と彼女に襲いかかる……という心理サスペンスモノです。もちろんタイトルとこの話の内容は全くの無関係です。
ゲストキャラの名前はここから取りました。だって楽なんだもん(笑)。

それにしても、あとがきにはアレも書こう、コレも書こうと思っていても、いざ書くとなると何にもネタが出なくなるってのは。いつまで経っても変わらないなぁ(笑)。


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