『俺が犯人(ホシ)か?』
帝都銀座で女優として、霊的防御の秘密部隊として活動する帝国華撃団・花組。そんな花組の隊長を勤める青年・大神一郎海軍少尉。
これは、そんな彼の身に起こった――とりあえず不幸な話である。


ソレッタ・織姫は、中庭にあるトマト畑に来ていた。
彼女の故郷イタリアでは料理にトマトは欠かせない。つきものと言っていい。
貴族という事もあってこうした畑仕事とは無縁の織姫であったが、畑を見物に来るくらいの事はしていた。
肉にも魚にもパスタにもスープにもよく合い、さらに栄養満点の万能野菜。収穫の時期はもう少し先であるが、彼女は一足お先に故郷イタリアのトマト料理を懐かしんでいた。
「日本人は生でかじってましたけど、やっぱり日本人はポモドーロ(トマト)のおいしさをぜ〜んぜんわかってませーん。ココは本場の『イタリア』という物をみなさんに教えなければなりませーん」
変な癖のついたイントネーションでぶつぶつ呟く織姫。
しかし、織姫はハッキリ言って料理はほとんどできない。料理ができないのに、どうやって皆にイタリアの味を教えるのか。それが織姫の悩みの種だった。
「困りました。これでは教える事ができないでーす」
ふと畑を見ると、ちらちらと誰かの頭の先が見えている。その頭の主に心当たりがあった織姫は、
「少尉さーん。つまみ食いは許さないでーす」
できるだけ音を立てないように少尉――大神一郎に近づく。向こうはこちらに気づいた様子はない。
「少尉さん、何してるで……す、か……?」
驚かすように、バッとそこに飛び出した。
近づいた筈だった。そこにいた筈だった。
だが、そこに彼の姿は全くない。足跡すらない。
「……おっかしいでーす」
足元には、もいだばかりと思われるトマトが一つ、ぽつんと落ちているだけだった。


沖縄育ちの桐島カンナは、軽くおやつでも食べようと、故郷の料理を作っていた。
昆布と豚肉を炒め煮にしたクーブイリチー。沖縄風お好み焼きともいえるヒラヤーチー。具なし味噌汁のようなカチューユ……。
その量は「軽く」食べようというレベルではない。普通の人の二、三人前はある。
カンナも空手一筋で料理の方は得意というレベルではないが、たまに食べたくなる故郷の味を作るうちに「それなりには」できるようになっていた。
「生きててよかった……」
できたての故郷の味が調理場に並ぶ。我ながら会心の作だ、と感慨深げに料理達を見つめる。
その視線は、食べるために作ったのに食べるのがもったいない、という矛盾したオーラを放っている。気持ちは判らないでもないのだが。
ガラガラガラン!
その時洗い場の方で起こったけたたましい金属音。振り向くと、食べ終わってからまとめて洗おうと思って積み重ねておいた調理器具が崩れていた。
「……ったく、こっち片づけてからゆっくり食べるか」
たわし片手にフライパンや鍋をごしごしと洗っていると、ふと背後に何者かの気配を感じた。
物心ついた頃から続けている空手の実力はもはや達人の域に達している。カンナは素早く振り向いた。
しかしそこには誰もいない。正確に言うならば、大慌てで調理場を去っていく後ろ姿がちらりと見えたのみ。それは大神一郎の姿に見えた。
「……隊長?」
別に逃げなくたって、言えば少しは分けてやるのに……と思いつつ、何気なく並んだ料理達を見ると、
「あーーっ! あたいのおやつがーーーっ!」
綺麗サッパリという訳ではないが、明らかに食べられて料理が減っていた。


李紅蘭は、地下の格納庫で鼻歌混じりに趣味の「発明」に勤しんでいた。
紅蘭以外の人間には、それが「作りかけの発明品」か「ただのガラクタの山」か区別できないだろうが。
そんな鉄の塊のあっちを叩きこっちのネジをゆるめてと、実に精力的に動いている。
「ふう。もう少しで完成やな」
額の汗を油のついた手で拭い、ホッと一息つく。
こうして造り上げている最中は実に気分がいい。たとえその先に失敗が待っていたとしても、それを怖れて何もしないのでは科学者の風上にも置けない臆病者である。
「待っててや。もうすぐ完成やさかいな」
まるで我が子のようにいたわりの表情を見せて、その鉄の塊を優しく撫でる。
気を取り直して、とばかりにスパナを握り、再び作業に取りかかる。
「あら?」
違和感を感じ、再び設計図を見る。欲しい部品が見当たらず、ふいに辺りを見回してみた。
「あちゃあ。部屋に忘れてきたかなぁ」
スパナでこりこりと頭をかきながら、格納庫を離れて自室に戻る。
それから十分後――
「部屋に置きっぱなしとは。ウチとした事が……」
置き忘れた部品を手に格納庫に戻ってきてみれば――
「あーーっ! ウチの発明品がーーーっ!」
そこにあったのは、誰の目にも「ガラクタの山」としかうつらなくなった鉄の塊であった。


「ふう……」
日課にしている剣の稽古を終え、風呂場へやって来た真宮寺さくら。
現代のように二十四時間お風呂が沸いているという訳ではない。せめて冷たい水でも浴びて汗を流そう。そう思った次第である。
誰もいない脱衣所でリボンを解いて軽く髪をさばく。
それから帯を解き、袴を脱ぎ、着物を脱ごうとした時、その動きがピタリと止まった。
(誰かいる……!?)
その高い霊感は、後ろにいる何者かを鋭くキャッチしていた。
何者だろうか。同じ華撃団のメンバーなら黙ったままな訳がない。
頭を動かさずに、目だけでそばに立てかけてある愛刀の霊剣荒鷹の位置を再確認する。
次の瞬間。左手で荒鷹を掴み、振り向きざまに刀を抜いて真一文字に斬りつける!
刀を振り切った格好で動きがピタリと止まった。
着物の前が完全にはだけているというあられもない格好であるが、いくら年頃の乙女といえども、命の危機かもしれない時にそんな事を気にしてはいられない。
だが、何かを斬った手ごたえもなければ、そこに何者かがいたという気配すらない。
強いて挙げるとするならば、しっかり閉めた筈の、廊下に出る扉が小さく開いていた事だろう。
さくらは刀を収めると、そこでようやく自分の格好に気づく。
(あ、あたしったらなんて格好を……!)
誰もいないにもかかわらず顔を真っ赤にしながら全裸になると、手拭いを鷲掴みにして猛スピードで風呂場へ飛び込んで、内側からしっかり鍵をかけた。


広い大帝国劇場の中をバタバタと駆ける織姫。そんな織姫と最初に遭遇したのはレニ・ミルヒシュトラーセだった。
「レニ! ちょうどいいでーす。あなたも少尉さんを探すのを手伝うでーす」
「隊長に用事があるの?」
いつも通り言葉少なに淡々と返答をするレニ。が、そんな淡々とした具合が余計に織姫の気分を逆なでする。
「用事も工事もないでーす。少尉さんが畑のポモドーロをもいでいったでーす。これはきつーく言っておく必要がありまーす」
レニの両肩に手を置き、思いっきり早口で力説する織姫。
「手伝ってくれますね? 手伝いますね? 手伝いなさい、というか手伝え」
「…………わかった」
完全に迫力負けしたレニが、困った様子で短く答える。
「あ、織姫! レニ! 隊長のやつ見なかったか!?」
これまた大急ぎで駆けてきたカンナが二人に訊ねる。
「何かあったですか、カンナさん?」
「隊長が、せっかくあたいが作ったおやつをつまみ食いして行きやがってさ……」
カンナが見たのは後ろ姿だけだが、この劇場内でシャツにスラックスというスタイルは彼だけ。間違いないだろう。
「なんと! ポモドーロの次はカンナさんのおやつにまで手を出したでーすか! 呆れた少尉さんでーす!」
世界の終わりが来たと言わんばかりのオーバーアクションで嘆きまくる織姫。
「ったく。あたいだってケチじゃないんだ。言えば分けてやるってのにさぁ」
カンナの方は嘆きというよりは意外に思っていた驚きという感じだ。
「という訳で三人で手分けして少尉さんを探すでーす! 調子に乗って他の人にもちょっかい出してるかもしれませーん!」
まるで自分が指揮官になったように握りこぶしまで作って力説した織姫。かなり本気である。
「織姫。隊長は……」
レニが何か言いかけた時、紅蘭が通りがかった。
「ありゃ、お三方。こないなところで何してはりますのん?」
織姫とカンナがずいっと紅蘭に詰め寄り、
「少尉さんが畑のポモドーロを取っていったでーす!」
「隊長があたいの作った料理をつまみ食いしちまったんだよ!」
二人の勢いがあまりに強いため逆にぽかんとしてしまう紅蘭。
「で、紅蘭は何してたんだ?」
カンナが訊ねると、紅蘭は少し哀しそうな顔になり、
「ウチは今、誰かに発明品が壊されたとこなんや。足りない部品を部屋へ取りに戻ったら、もう……」
失敗ばかりでも笑顔を絶やさない紅蘭らしくない哀しそうな顔である。その顔を見た織姫は、
「きっと、その発明品も少尉さんが壊したに違いありませーん!」
紅蘭はふと思い出した。自分が格納庫に戻ってきた時、奥の方へ消えた後ろ姿は大神の物ではなかったか。
ちらっと見えただけなので確信はないが、一度そうだと思い込むとその思い込みからなかなか抜け出す事はできない。
「よっしゃ! 事の真偽を確かめるためにも、大神はんを探し出さな!」
レニを除く三人は、気合いを入れて探し出すべく駆け出そうとした。だが、やる気のなさそうなレニを見た織姫が彼女の腕を掴み、
「レニ! あなたも一緒に探すでーす!」
「織姫。隊長は……」
「つべこべ言う前に身体を動かすっ!」
「…………」
聞く耳持たぬ織姫のテンションに、元々無口なレニは口をつぐんでしまった。
そこへ、問題の人物が何も知らずに顔を出した。
「あれ、みんな、どうしたんだい?」
屈託のない笑顔を見せる、大神一郎少尉。普段は皆を和ませるその笑顔も、今は何の効果もない。
「少尉さん! 畑のポモドーロ、どうしてくれるでーすか!」
「隊長。あたいのおやつをつまみ食いする事はないだろ?」
「大神はん。ウチの作った発明品を壊したの、大神はんですか?」
いきなり三人に詰め寄られる大神。ただでさえ女性とのつき合いに慣れていない大神は、それだけで目を白黒させてしまう。
「ま、待ってくれ。いきなりそんな事言われたって、何がなんだか……」
「すっとぼける気ですか!? さっさと白状するでーす!」
「食い物の怨みは恐ろしいって、知ってるよな、隊長?」
「はっきり答えてぇな、大神はん!」
紅蘭はともかく、織姫とカンナは完全に殺気立っていた。特にカンナの強さは身にしみて理解している大神。
ゆっくり話して聞かせる余裕などありはしない。そんな三人と対した大神ができる事。それは――
きびすを返して逃げる事だけだった。


『待てーーーーっ!!』
後ろから声がするが、止まったら最後ただでは済まない。たとえ自分に全く身に覚えがなくても。
大神にできるのは、ひたすら逃げ回る事だけだった。
そうして通路を走っている時、角を曲がってこちらに来たのは神崎すみれだった。
「あら、少尉。どうなさいまし……」
いつも通り優雅に話しかける彼女を完全に無視して走り抜ける。声をかけて無視されては面白い訳がない。
「ちょっと少尉! このわたくしを無視するとはどういう事ですの!?」
そこへ懸命に追いかけてきたカンナや織姫、紅蘭にも無視される。レニだけは軽く頭を下げて走り抜けた。
よく判らない追いかけっこをぽかんと見ていたすみれだが、
「みなさん、お待ちなさい!」
すみれも、その追いかけっこに加わってしまった。
カンナ、織姫、紅蘭、すみれ、それからレニがやる気なさそうに続く。
「少尉さーん! とっとと観念するでーす!」
「待ちやがれ、隊長!」
「正直に言わんと、いくらウチかて怒るで!」
「このわたくしを無視するなんて、どういう事ですの!」
一同の積極的な追跡に、さしもの大神もバテ気味である。
(なんで俺がいきなり追いかけられなきゃならないんだ!?)
問うてみたいがそんな暇はない。止まった途端に袋だたきにされるに決まっている。
ほとほと困り果てたが、今は逃げるしかなかった。


お互い建物の中を熟知している仲。どこへ逃げても追いかけてくるし、どこへ隠れても見つけられる。
結局、その追いかけっこが終わったのはそれから一時間も経ってからの地下一階の通路の真ん中。そこで計ったように全員がその場に崩れ落ちた。
大神も織姫もカンナも紅蘭も大帝国劇場の中を駆けずり回って肩でゼーゼーと息をして、もつれそうな足でふらふらとしている。
「ま、待て、隊長……」
「私、もうダメで……す」
「ああ。もう、あかん……」
「だから、なんなんだよ、一体……」
ちなみにすみれはとっくの昔に息が切れて、着いて来れずに現在休憩中。レニはここまで賢明に追いかけっこをする気もなく、ゆっくりと歩いてきていた。
「俺が、一体、何をした……?」
大神は息も絶え絶えになって皆に訊ねるが、織姫もカンナも紅蘭もまるで聞いてない。だから、彼の問いに答えたのはレニだった。
「織姫は隊長が畑のトマトを盗み食いしたと言っている。カンナは自分が作った料理を隊長がつまみ食いしたと言っている。紅蘭は、自分が発明した機械を壊したのが隊長かどうか確かめたいと言っている」
無駄のない、淡々とした答え。その答えを聞いた大神は、
「俺は、今朝から、ずっと、帝劇を、離れてたんだ、ぞ。さっき、帰ってきた、ばっかりで、そんな事、できるわけ……」
「支配人と贔屓筋への挨拶周りと言っていた」
レニの答えを聞いた織姫は、
「レニ。知って、たんなら、どーして、言わない、でーすか」
「聞かなかったのは織姫だよ」
確かに問答無用で追いかけっこに巻き込んだ事は事実なので、しぶしぶ認める。
「……で、でも、そうなると、あの少尉さんもどきは、何なんでーすか?」
織姫の疑問はみんなの疑問であった。
「ま、まぁ、いいよ。誤解さえ解ければ、俺は……」
どうにか呼吸を調えて立ち上がり、壁に手をかける。
だが、壁だと思っていたのは扉だった。扉を押し開ける形になり、大神は勢い余って部屋の中に転がり込む。
その部屋の中で大神が見たものは――
ちょうど風呂場から出てきたばかりのさくらだった。ここは脱衣所だったのだ。
さくらも開け放った風呂場の戸に手をかけ、もう片方で身体の前部を覆った手拭いを押さえている。
そんな二人がしっかり鉢合わせしてしまった。
一秒。二秒。三秒。
一瞬何が起こったのか判らず機能を停止していたさくらの思考能力が、爆発的に動き出した。
「キャーーーーーーーーッ!!」
まさしく絹を引き裂く乙女の悲鳴。さくらは前を押さえてその場に勢いよくしゃがみ込んだ。
「え、あ、さ、さくら君! これは、違うんだ。その。あの。だから……」
思わぬ展開に大神も片手で顔を隠してあたふたと弁明しようとする。指の間からちらちら見ているところが情けないというか……無理もないというか。
だが、後ろから発せられる殺気で我に返る。
織姫。カンナ。紅蘭。レニ。いずれもジト〜〜ッとした軽蔑の眼差しを向けている。
『とっとと出なさい、この変態!』
異口同音に怒鳴られた大神は、全員の一撃を受けてあっさりと倒された。


一方その頃、アイリスは帝劇の出入口で見ず知らずの青年と話し込んでいた。こざっぱりとしたシャツにスラックスというスタイルである。
しかし、その姿はアイリスにしか見えていない。という事は――
「ふーん。それじゃあお兄ちゃんは『ゆうれいさん』なんだ」
花組一霊力の強い彼女には、普通の幽霊をしっかり見る能力もある。
だが、この「お兄ちゃん」の場合は単に「幽霊」というだけで、よくある恨み辛みといった負の感情がないので、アイリスは全く脅えていない。
『まさか「ゆうれいさん」と呼ばれるなんて思わなかったけど』
その幽霊は照れくさそうに頭をかいている。
『幽霊の筈だから誰にも見えないと思ってたのにな』
「ふふ。アイリスには判っちゃうんだから」
熊のジャンポールのぬいぐるみを抱えたまま、得意げに答える。
『生前、話に聞く大帝国劇場へ来たいと思ってたんだ。死んでからとはいえ、それが叶ったんだ。嬉しいよ』
幽霊は小さく微笑むと、
『けど幽霊じゃ姿は見えないだろう? それでついいたずら心が出ちゃってね。トマト畑に行ったり、調理場の料理をつまんでみたり、地下室の機械をいじってみたり。でも、脱衣所に入っちゃった時には驚いたよ。いきなり刀で斬りつけられるとは思わなかったし』
という事は、一連の騒ぎの原因はこの幽霊だというのか。
「ふふ。花組のみんなはすごいでしょ」
『ああ。花組のスターとお話までできたんだ。これで思い残す事はないよ』
その幽霊の姿がうっすらとぼやけていく。
『ありがとう……』
ぼやけた姿が少しずつかすれていき、やがてアイリスにも見えなくなった。それが何を意味するのか。アイリスにはおぼろげながら判っていた。
そこに外出から帰ってきたマリア・タチバナが声をかける。
「アイリス。こんなところで何をしてるの?」
アイリスはふふっと小さく笑って、
「ファンの人と、お話してたの」
首をかしげるマリアに、無邪気な笑顔を見せてそう言った。

<俺が犯人(ホシ)か? 終わり>


あとがき

>サクラ大戦のほうのSSのリクをお願いさせていただけますでしょうか?
>どたばたの活劇(?)で、いうなれば、ギャグです。
>カップリングはそちらのほうで決めてくださって結構です。
>どうか、よろしくお願いします。

……というのが無人君さんからのリクエストでした。

結果を言ってしまえばカップリングではありませんが、ドタバタの活劇(?)でギャグという部分は満たせていると思います。満たせている……かな?? どうでしょうか。
「カップリング」よりは「みんなでワイワイ」の方が好きだからというのもあるでしょうが。

タイトルは「俺が犯人(ホシ)だ!」という1955年のアメリカ映画をもじりました。
刑を終え出所した主人公は、堅気の世界に落ち着くのを望みながらすぐまたその腕を買われ、強盗計画に加わる。やがて、あてがわれた子分の情婦と恋仲になるが、一方では旅の途中で会った少女に淡い愛情を抱いており、犯行にいま一つ踏み切れずに……。というサスペンス物です。もちろん、この話との因果関係は全くありません。

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