『大誤解のインブレイス 後編』
ほぼ同時刻、宗介のマンションの前に立つ人影が二つあった。
一つは若干小柄の白人。アッシュブロンドの髪と灰色の瞳を持った、十代半ばの可愛らしい少女テレサ・テスタロッサ。
もう一つはやや背が高めでアジア系。短い黒髪に野性的な鋭い目の、二十代半ばの女性メリッサ・マオ。
二人とも、宗介と同じく多国籍構成の極秘対テロ組織<ミスリル>に所属している。
「こんな朝早く来て大丈夫かしらね。まだ〇六〇〇時前じゃない」
腕にはめた時計を見てあくびをかみ殺すマオにもう一人の少女――テッサが元気に生き生きと答える。
「サガラさんはきっと早起きでしょうし、あんまり問題ないと思います。それに、わたしには今日の夜までしか時間がありませんから」
そうなのだ。二人は組織のくれた休暇を利用してここに来ていたのだ。
特にテッサの方は日頃の激務の合間をぬっての休暇だけに、少しでも有効に使おうといろいろと知恵をめぐらせていた。
「それに、今日くらい『大佐』という地位を忘れていたいです」
恥ずかしそうに小さく答える。
そう。大佐である。信じられないかもしれないし、そう見えないかもしれないが、テッサの方が「大佐」。軍曹である宗介よりも遥かに階級が高いのだ。
ちなみにマオの方は彼のチームリーダーにして曹長である。
寝る間もない程の激務に明け暮れた末の休暇を使い、太平洋に浮かぶメリダ島にある基地からこうして遠く離れた日本に来たテッサ。
それもひとえに「彼と少しでも一緒にいたい」という内に秘めたる淡い恋心の為せる技。
しかし、肝心の彼の方は鈍いのを通り越して、彼女の気持ちにまるで気づいてすらいなかった。
上官に対する礼儀という物も多分にあるだろうが、幼い頃から戦場で育ってきた為か、彼には世間の一般常識という物が根本的に欠けている。
彼はテッサの事を「自分のような下士官にも気さくに接して下さる有能な指揮官」程度にしか思ってないのかもしれない。
とにかく、そんな状況を打破し、少しでも彼との親密を深めるべく、そしていきなり行って驚かせようと思って、こうして朝早く駆けつけた訳である。
テッサは「大佐」という地位から解放されると、やはり地が出るらしく「恋する少女の思い込み」で行動してしまう事もしばしばなのだ。
護衛を兼ねて同行しているマオも、彼女の恋をとりあえず「友人として」応援してはいるが、宗介は信じられないくらいの朴念仁だし、テッサは指揮官という立場上、普段はその気持ちを抑えておかねばならないので、二人の恋愛がなかなか進展しない事に少々苛立ってすらいた。
「とにかく、男の人の一人暮らしですから、やっぱりお料理を作ってあげるのは良いアイデアだと思うんです」
彼の住む部屋の辺りを見上げてテッサが言うと、マオの方も、
「ま、手作りの料理ってのは基本よね」
すぐそばのコンビニで仕入れたいくつかの野菜や卵を片手に呟く。
「はい。この為に一所懸命特訓しましたから」
短い自分の時間を惜しんで特訓した成果を今日発揮する時だ、とばかりに、テッサには異様な気合いが入っていた。
「……でも、サガラさんは和食が好きなんでしょうか、洋食が好きなんでしょうか?」
「さぁ。でも、テッサが作ってくれるんなら喜んで食べるんじゃない?」
と、マオは無難な返事をよこす。
「でも、出かけてたらどうする気? 今日朝早くから約束があるとか。カナメと何か約束してるかも」
その質問にテッサの笑顔が一瞬曇る。確かにかなめとは友人にして(一応は)ライバル。それに、かなめの方が宗介との距離が物理的にも近い事は間違いない。彼の任務は彼女の護衛だし、護衛がやりやすかろうと、通っている学校もクラスも一緒になるよう手配したのだから。
(いくらカナメさんでも、こんな朝早くからサガラさんと一緒な筈は……)
頭の中でそんな考えをめぐらせた後、開き直ったように、
「その時は時間ギリギリまで部屋の中で待ってます。そして、帰ってきた時に驚かせちゃいましょう」
その提案にマオも乗った。
「じゃ、行きましょうか」
二人は、マンションの中に入っていった。


「……でも、こんな事してる場合じゃなかったのよね」
ばしばしと叩いた為かどうにかさっきよりは冷静になったかなめは、まず自分の置かれている立場を把握した。第一に粘着液の溶解剤を作り、この状況から脱出。その後は恭子の誤解を解かねばならない。
「それで、溶解剤の原液は、クローゼットの中だったわよね」
「そうだ。それを水で薄めれば……」
そこまで言った時、彼の動きがピタリと止まった。
「ちょっと、どうしたのソース……」
「静かにしろ」
宗介の顔が真剣な物になっていた為にかなめも言われた通り黙った。
「どうしたの?」
小声でそう言った時にチャイムの音がした。誰か来たらしい。かなめの顔が一瞬青ざめる。宗介は落ち着き払って言った。
「……二人だな。そのうちの一人は戦闘経験がある。おそらく銃の一つも持っているだろう」
「そんな事わかるの?」
「千鳥はわからないのか? そんな事では戦場では生き残れんぞ」
「ここは戦場じゃないっての」
そうつっこむが、相手が誰であろうとこんな状態ではこちらが不利に決まっている。
「あんたの敵なの?」
「それはわからんが、迎撃の方が先のようだ」
確かに、ドンパチしながら薬品調合などというデリケートな作業をする訳にもいかないし、入ってくる前に作業が済むとは限らない。不承不承かなめもうなづく。
かなめは仕方なく彼の首にぶら下がるようにしがみつき、宗介がそのままの状態で立ち上がった。かなめもそろそろと足を床に伸ばす。その時、ドアが開く音が微かに聞こえた。同時に声が聞こえる。
「サガラさーん。起きてますか? お留守じゃ……ないですよね?」
そう言いながら靴を脱ぐ音も聞こえる。その声に二人の身体が硬直した。
「テッサ!?」
「大佐殿!?」
その時、驚いたかなめの足は空を蹴り、バランスを崩す。それに連動し、しがみついていた手を緩めてしまった。その為彼女の身体ががくんと落ちる。
「きゃっ!」
Tシャツが宗介の身体に張りついたままずるりと脱げ、どすんとかなめの身体だけが器用に彼の足元に落ちる。
「大丈夫か、ちど……」
「見るんじゃないっ!!」
しゃがんだまま放ったかなめのパンチが宗介のボディに決まる。
彼の身体が「く」の字に折れ曲がった所で、かなめはまだTシャツの中の両腕を素早く抜いて立ち上がり、彼の胸に張りついたままのTシャツの背中の部分をめくって彼の頭にかぶせる。
「あの……サガラさん。誰かいるんですか?」
バタバタと音がする奥の部屋を覗こうとした時、足音を消して靴のまま入ってきたマオがそっと止める。
上着から使い慣れた自動拳銃を抜き、部屋の入口に飛び出すと同時に中の人物に銃口を突きつけた。
宗介も視界は塞がっているものの戦士としての勘で、反射的に右手に持った銃を突きつけ、お互い向かい合う。
………………。
マオと宗介&かなめが見つめあい、無言のまま呆然とその場に凝固していた。
「メリッサ。一体どうし……」
更に悪い事に、その光景をテッサが目撃してしまった。
上半身は裸。下のデニムのタイトミニは、さっきまでばたばた暴れていたせいで裾がかなりずり上がり、ほとんどパンツ丸見え状態。
そんな格好のかなめが長い髪を振り乱し、銃を構えた制服姿の宗介の頭にTシャツをかぶせたままの姿勢で立っている。
そこ「だけ」を見て深読みすれば、申し開きのないくらい、ナニカした後の光景にしか見えなかった。
お互いがその場に棒立ちとなり、これ以上ないくらい気まず〜〜〜〜い沈黙が続く。
「あのね。テッサ。これは、その、あの、いろいろ、事情が……」
さっきの恭子以上にあたふたとしたままかなめの表情がデッサン狂いのまま凍りつく。
(これは……非常に良くない。根拠はないが、とにかく良くない。それだけはわかる)
Tシャツをかぶせられて見えないが、宗介もさっきから血の気の引いた顔に脂汗をぶわっと流してその場に硬直している。
見開いた目を点にして二人を見ていたテッサの身体から、先程入れたばかりの気合いがするすると抜けていく。
その代わりに何やらドス黒い物がじわじわと沸き上がってきた。彼女は無表情のまま自分の手持ちのバッグをがさがさとあさり始める。
やがて中から出したのは、ドイツ製の二二口径ピストル・ワルサーTPH。小型で殺傷力もどうにか子犬を一匹殺せるくらいの銃だ。
その銃をしっかりと両手で構え、目を閉じて引き金を引いた。
かなめと宗介は慌ててその場を離れた。もっとも、ろくに射撃の訓練をしていないテッサの撃った弾は、この至近距離でも全く見当違いの所に飛んでいったのだが。
「テッサ! あんた何考えてんの!?」
慌ててマオが彼女を羽交い締めにする。テッサは拘束から逃れようと必死でもがき、何度か引き金を引こうとする。
Tシャツを剥ぎ取った宗介が彼女を押さえるべく駆け寄る。かなめも自分の格好を忘れて後に続く。
「はっ、離して下さい! サガラさんを殺してわたしも死にます!!」
「何であんたはソースケの事となるとそう短絡的なの!?」
「お、落ち着いて下さい、大佐殿!」
「あたし達は別に何にもしてないってば!」
「ソースケ、テッサの銃を取り上げて! カナメはまず自分のカッコを何とかしなさい!」
「メリッサ、サガラさん、離しなさい! これは命令ですっ!!」
「聞ける訳ないでしょ!? いい加減にしなさい!!」
それから約三十分。例えるなら「浮気の現場に踏み込まれた」かのような修羅場が展開されたのだった。
いくら「事故とはいくつもの偶然が重なって起こる物」と言っても、ここまで重なってほしくはなかった。
今のかなめの嘘偽らざる心境である。


それからテッサの誤解を解くのに二時間程かかり、次に電話で恭子の誤解を解くのにも一時間くらいかかり、結局釣りの予定はお流れになってしまった。
そんな気まずい最悪の連休が終わった、多自連の討論会が目前に迫ったある日の放課後。
いつものようにかなめが生徒会室に向かう途中、何故か周囲の妙な視線を感じたが、気にせずそのまま行く。この日は苦手教科の授業ばかりがあったのと最悪の連休のせいで、さすがのかなめも疲れ気味だ。
中に入ると、そこには生徒会長の林水敦信がいた。
オールバックに真鍮縁の眼鏡。どっしりと落ち着き払った容貌・物腰が老獪な政治家を彷佛とさせる与党的な風格の青年だ。
そんな彼が書類の束を脇に置き、小休憩とばかりに静かにお茶をすすっている。
彼は、疲れ切った顔で入ってきた彼女を見るなり、
「ふむ。寝不足かね? 寝不足は身体にも美容にも良くない。良ければ腕の良い医者を紹介するが。それとも、薬の方がいいかね?」
「遠慮しておきます」
ぶしつけな態度で返事をすると、どかっとパイプ椅子に座り、そのまま机に突っ伏した。林水はそんな彼女を一瞥し、
「唐突だが、この学校内で君に関する噂が広まっている。噂など多少なりとも大袈裟に伝わる物だが、私はその内容が、そのまま教職員側に知られるのは得策ではないと判断している」
「何なんです、噂って?」
かなめがめんどくさそうに短く問う。
「君と相良くんが一夜を共にして、最後の一線を越えたとかいう話だが」
別に何でもない事のようにさらりと言われ、かなめはびくっとその場で飛び上がる。もしかしたら、妙な視線というのはそのせいなのか。
「な、な、何なんですか、それは!?」
かなめはものすごい迫力で林水に詰め寄り、思わず彼の両肩を掴んでがくがくと揺する。
「落ち着きたまえ、千鳥くん」
「落ち着ける訳ないでしょ、センパイ!!」
噂とは本人の知らない所で流れる訳だから、いきなり話されれば――それもこんな内容では落ち着けという方が無茶かもしれない。しかし、彼は淡々としたまま話を続ける。
「私は噂をそのまま言っただけだ。どのくらい真実が含まれているのか追求するつもりはない。君と相良くんの家は近いし、クラスも一緒だ。共に行動する機会も多いだろう。おおかた、そうした所から派生した噂だと推測するがね」
かなめはパッと手を離す。林水は冷静にそう言いながら襟ずまいを正し、メガネのブリッジを人指し指でくいっと上げた。
「だが、教職員側がこの噂を知れば、笑い話では済まんだろう。いくら噂話には尾ひれ背びれがつく物とわかっていてもね。おそらく『高校生らしい男女交際』云々といった極めて退屈な話を交えたお説教に始まり、ゆくゆくは綱紀粛正に名を借りた生徒会の自治権をも揺るがしかねない事態に発展する可能性もない訳ではない。むしろ、私が危惧しているのはその一点だ」
「それじゃあ、あたしはどうなるんです!? 無責任にそんな噂の張本人にされちゃったあたしは!?」
バン、と机を叩いて抗議するがやはり暖簾に腕押し。涼しげに返される。
「噂など、だいたいは無責任な物だ。それに、優等生と問題児のカップルというパターンはマンガや小説では良くある事だ。皆の抵抗感も薄いのだろう」
「マンガや小説と一緒にしないで下さい!」
「だが、人の口に戸は立てられんよ。こうまで広まってしまうと、噂を流した張本人を突き止めた所で意味はないだろう。『人の噂も七十五日』という諺もある。七十五日間耐え忍ぶくらいの気構えでいく事を奨めるよ」
かなめは急いで生徒会室を飛び出し、自分の二年四組の教室に走っていった。途中数人の生徒を突き飛ばしそうになったが、謝罪もそこそこに教室に駆け込むなり怒鳴る。
「キョーコ! ちょっと来て!!」
その形相は怒りというより不安と焦りに彩られている。でも、恐い形相には変わりない。仲の良い恭子ですら一瞬その迫力に引いてしまった程だ。
不思議そうな顔でひょこひょことやってきた恭子に、かなめが耳打ちする。
「キョーコ。あんた、連休のアレ、誰かに話したの!?」
「え? してないよ。これでもあたし、口が固いんだから」
「ホントのホントに!?」
「ホントだよ。信じてよ、カナちゃん」
かなめはその態度に嘘はないと判断する。
しかし、あの事を話しそうな人物など思い浮かばない。マオとテッサはあの後すぐに帰ったし、宗介が話すとも思えない。
「千鳥。そんな所で何をしている?」
いきなり後ろから宗介に声をかけられ、一瞬びくっと驚いたものの、一応訊ねてみた。
「ソースケ。連休中の『あの』騒ぎ。誰かに話したの?」
「『あの』騒ぎの事か。誰にも話していないが。君に口止めされているからな」
いつもの通りむっつりとした表情だが、それにも嘘がない、と判断した。
「そ、そう……。じゃあ、どこからあんな噂が……」
かなめは再び考え込む。林水の言った通り、いつも一諸だからという事で出た根も葉もない噂なのだろうか。
「おっ、二人とも。連休中は大変だったんだってな」
そんな時に二人に声をかけてきたのは、同じクラスの小野寺孝太郎だ。
「大変って……何であんたが知ってんの!?」
口を半開きにして固まった笑顔のまま訊ねる。
「相良が言ってたぜ。粘着弾作ろうとした時に、千鳥を巻き込んでくっつけちまったって」
そう言って彼は宗介の方を指差す。
「え……?」
かなめはその指先にいる宗介をじろりと睨み、胸ぐらを掴み、引きつった笑顔のまま彼をずるずると人気のない階段の踊り場までひきずっていく。
「ソースケ。『あの』騒ぎの事口止めしておいたのに、何で話すのよ!!」
一応声をセーブして怒鳴りつける。宗介は意外そうな顔で、
「いや。俺は『あの』騒ぎの事は誰にも話していない」
「オノDがたった今言ってたでしょ、粘着弾の事!」
宗介は少しの間何か考えていたようだったが、やがてゆっくりと口を開いた。
「確認しておくが、君が口止めをしたのは『大佐殿が銃を乱射した』事ではないのか?」
「違うわよっ! あんたと粘着弾でくっついちゃった事の方よ!」
かなめが顔を真っ赤にして怒鳴る。
「相良と千鳥が粘着弾でくっついた」から「相良と千鳥がくっついた」となり、紆余曲折を経て「相良と千鳥が一線を越えた」となったのだろう。
噂とは時間制限のない無責任な伝言ゲームのような物。人に伝わっていく過程で、聞いた時にインパクトがあるように変化してしまう物なのである。
「あ〜ん〜た〜ね〜。恥ずかしいから話すなって念を押してたのに〜」
かなめが指をぽきぽきと鳴らしながら鬼のような形相でゆっくり近づいてくる。その迫力に、さすがの宗介も一歩後ずさる。
「ま、待て、千鳥。あれは俺のミスだし、事故だ。君が恥ずかしがる要素がどこにあるというのだ」
「大ありよ、この鈍感男!!」
かなめの放った上段蹴りが見事に決まり、吹き飛んだ宗介は、訳のわからぬまま階段をごろごろと転がり落ちていった。
噂には尾ひれ背びれがつきものとしても、流した(?)本人には悪びれがない物なのである。

<大誤解のインブレイス 終わり>


あとがき

embraceとは「抱擁」。つまり抱きあう事です。厳密に言えば、意味はちょ〜っと違うんですけどね(^^ゞ 。
綴りから見ると「エンブレイス」なんですが、発音記号を見たら「インブレイス」の方が近かったので、こっちにしました。
単純に「抱く」という意味の単語は「hold」とか「hug」とかあるんですけどね。ゴロが良いので「embrace」にしました。
従来作品と比べてアブなさ若干アップ(かもしれない)この話。楽しんでいただければ幸いです。
行きつけのフルメタサークルさんの所に「今までのに比べてアブなさ若干アップ(かもしれない)!!」と書いてきたので、騙された方もいる事でしょう。
「どこがアップだ!?」という細かい事は言いっこなし。あおり文句(?)なんてそんな物です。
でも、よっく考えてみると、前回の「決まりきらないニュー・ヒーロー」とオチのパターンが同じだったりして(つまり、かなめにどつかれて終わり、というパターン)。
解説終わり。

で終わっちゃ能も芸もないので、私流の書き方でも書いておきましょう。本サイトオープンしてから初の作品ですから。
私の場合、まず一気に書いちゃいます。勢いが大事です。誤字脱字など気にしません。これで早くてだいたい二、三日かかります。
その後もう一度始めから読み直し、後の方になって変わってしまった所(特に伏線の処理)とかを前の方で修正していく(書きながらやる事もありますが)。
それがだいたい済んだら「検索」機能をかけて単語を統一していく。ウチのワープロソフトはおバカで有名な「ことえり」なので、同じ変換をし続けてもその変換をなかなか覚えてくれず、たまに変換ミスをする事があるからです。
誤字脱字は最後に。もっとも、気づいた物はすぐに直しちゃいますけど。
ただし、誤字脱字のチェックは日を改めてやります。書いた直後だと意外に気づかない物なんです。特に、自分が書いた物を自分でチェックする場合は。
それでも見逃す事もありますが、そこはご容赦を。そんな時はメールでこっそり教えて下さい(爆)。
こうしたパロディの時に、誤字脱字のチェックと共にやるのが原作と単語を共通させる事。登場人物の呼び方とか、固有名詞とか。よそ様のサイトで呼び方を間違えているというのが(設定上意図的な場合は除く)ちょっと気になる物で。細かいトコなんですが、こだわれる所にはこだわりたいですから。
そんな訳で、早くて一週間。遅くても二、三週間で一応の出来上がりです。それからコピー&ペーストを多用してタグをつければ完成です。
ただし、このペースはネタがある時に限ります。ネタが出ない時は何日かけたってダメです。
問題なのはその差が激しい事でしょうかね。


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