@ 帝都御宅漫遊記 コミケが果たした町おこし・水戸

はじめに:今回は「極力画像を使わないポリシー」に反しまして、写真が多数使われております。携帯電話撮影なので画像が荒いです。空想力・想像力・妄想力でカバーして下さる事を願います。


登場人物
管理人:言わずと知れた私自身の事。つか知らん人間がここ見てるとも思えん。検索で引っかかったんならともかく。
インディ:サークル「ペリカン文書」の主。主より管理人の方がスペースにいる時間が多分長い。
若様:替え歌サークルメンバーの一員。仕切り屋まで強くはないが結構な中心人物。男爵とは天然クローンな関係。
男爵:替え歌サークルメンバーの一員。休みがなかなか取れないのでなかなか会えない人物。若様とは天然クローンな関係。
スーちゃん:替え歌サークルメンバーの一員。一番若いが一番しっかりしている。旅や電車が絡めば特に。
ガンビア・ベイ:替え歌サークルメンバーの一員。趣味も交際範囲も幅広いコミケ歴戦の強者。うっかり属性持ち。
やる大矢(仮):ガンビア・ベイの旧知の友。コミケ参加歴が多分この中で一番長い。横浜ベイスターズファン。


前日まで
インディさんが車で移動。管理人は常磐線で移動。後に合流してサークル入場。そんなスケジュールを立てました。
彼は他にも友人を拾って行くそうで。管理人の家まで寄ってもらうとメチャクチャ遠回りになっちゃうのでね。
そのため、いつもの替え歌のメンツと小旅行らしく電車で行く事にした訳です。片道2時間なら小旅行でしょ。
の筈が、サークル入場が10時までと判り、管理人が一足先に始発で行く事に決める。各自の家の位置を考えると、6時台の集合はかなり困難なのだ。
管理人は水戸に行った事がないので、道に迷った時の時間云々を考慮すると、遅くとも7時頃の電車に乗らないと厳しい。
だが。前日天気予報を見ると午前中雨。対策で父上が使っていたフード付きもこもこコートを引っ張り出すが「もうすぐ桜の季節なのに」と母上と姉上にバカにされる。
余談ですが。例によって朝に備えて早く寝ようとするも全く寝つけず。後で見るつもりだった「天体戦士サンレッド」をリアルタイムで見てしまった(^_^;)。


1日目・日中
朝目が覚めると、雨は大した事ないが風がものすごい。そりゃもうハンパねーわ(X_X)。
一瞬本気で休もうかとも思いましたが、替え歌本を委託する数少ない機会を無くす訳にはいかないので、現地に行かない訳にはいかないのである。
朝食のカップそばを食べつつネットで検索したところ、山手線以外の電車が軒並み運休状態と判明。雨がまだ弱いが風がものすごいのがその理由。川を越える路線があるところはしょうがないかもしれん。風にあおられたら洒落にならん。
そんな訳で。早速もこもこコートが役に立つ。フードを被り、荷物を入れた防水カバン「オルトリーブ」を背負い、風雨の中を駅へ向かって歩を進める。風が強くて傘なんぞ差してられないし、何より少しでも荷物を少なくしたかった。
コートのおかげで身体自体は濡れず、オルトリーブのおかげでカバンの中身も全く濡れず。さすがオルトリーブだ、何ともないぜ!
あって良かったもこもこコートオルトリーブのメッセンジャーバッグ(^o^)。バッグの方は17000円した甲斐があったというものだ。
それでも上野駅へ向かうが常磐線ホームには「勝田」行きの電車が停まりっぱなし。やっぱり始発から動いていないようだ。
その旨をインディさんにメールすると、10分ほどしてから電話が。
「東京駅に来られるなら車に乗せてくよ」
と言われ、即移動。
電車がいつ動くかサッパリ判らん以上、動いている感覚がある方が精神衛生的にも非常によろしい。上野から東京ならかろうじて動いている山手線でも10分ほどで着けるしね。
そんな訳で予定変更。東京駅で合流しインディさんの車に乗車。席に1つ空きがあってホント良かった(^_^;)。
車は首都高経由で常磐道に入る。車は風が強い事を除けば嫌なくらいスム〜スに進む。車高が高く横風を受けやすいワゴンRタイプの車ではあるが、痩せ形とはいえ大の大人4人も乗ってりゃ重量的にも安定するか。
速度制限があった程度で、通行止めも事故も渋滞も何もなく、出発から定刻で水戸に到着。遅れに遅れている電車を嘲笑うスピードである。しかも着いた頃には東京での風雨はどこへやら。キッチリとイイ天気になってくれやがりました。
けど、公式サイトにあった(らしい)無料駐車場スペースを探すのに市内をうろうろうろうろ。結局諦めて会場近所のコインパーキングに停める。手間がかかったと言えるのはそのくらいだ。
インディさんはこの時間から既に始まっていた「コみケッとスペシャル公式グッズ(?)」の土産物を買う行列に並んでましたが。
開始前から荷物を増やしたくない管理人は、お土産購入は明日にする事に決めてましたので、その間に一般待機列を見物に行く。
あの天候だったのに結構な人がいる! さてはお前ら昨日から水戸に来てやがったな!
会場は元デパートのビル。1階にはその名残りがちらほらそらと。その様子には一抹の淋しさが。
開場前のサークル準備中、ご当地ヒーローの「時空戦士イバライガーR」が参上。プチ撮影会になる。当然撮った。
そんな状況でも定時に即売会がスタートしたはいいものの、東京からの交通機関完全マヒ。常磐線始発が3時間遅れの上強風の影響でノロノロ運転。遅れたサークルはもちろん、来ないサークルさんも数多かった。隣がちょうど来てなかったので、荷物を置いたり売り物を置いたりと、しっかり「活用」させて戴きましたが。
いつものメンツも予定の2時間遅れの9時前に上野を出発し昼近くに水戸に到着した報告を聞き、とりあえず安堵。
そんな中ではあったものの、この日だけの「水戸セット」5つが完売御礼。委託した替え歌本もそこそこ売れた。フロア入口付近に配置されていたのが良かったようです。
「水戸セット」の中身は、今ある在庫5種類。ウルト○クイズ風シールBIGサイズ。ペーパー。クリアファイル。実はそんなに費用かかってないです(苦笑)。
シールの本来の発案者スーちゃんに報告すると「シールもっと作ってくれば良かったかねぇ」。まぁ委託という状態で他人のスペース占拠するってのも気が引けるけどね。
おかげで荷物のかさばりがグッと減って楽だった事! この日は元々買い物の予定少なかったし。


1日目・夜
本当はいかにも「水戸」らしいものを食べたかったのですが、そのテの店は嫌でも混んでいるだろうと判断。
管理人的にはラーメン食べたかったんだよね。黄門様が食べたものを再現したって言う、アレ。
そこを行くのが「らしさ」でしょうが、それよりは確実さを取った我らが一行。
会場へ向かう途中で若様が発見したという、駅近くの寂れた(?)スーパー地下の中華バイキング「養泰(ヤンタイ)」へ。明日もあるのだから酒は控えておこうという理由もありましたが。
何か人が少ないのか手際が今一つなのか、おまけにメチャメチャ周囲が殺風景! どう見ても流行ってるって感じの店ではありませんでしたが、火加減味加減はいかにもな中華さんだったので結構満足。お値段も食べ放題+ソフトドリンク飲み放題で、90分2480円
ギリギリまで仕事が読めなかった男爵は独自で宿を調達したので水戸駅で一旦お別れ。管理人を含めた残りは本日の宿へ向かうため鹿島臨海鉄道大洗駅まで電車で移動。
遠くに感じるでしょうが、電車で16分ならそれほどでもない。料金は310円かかったけど。
ちなみに当日は、この鹿島臨海鉄道でもメイドさんが車掌のように乗ってる電車ってのを走らせていたそうで。この時見た車両に、スーちゃんの顔馴染みのコスプレイヤーさんがいたそうで(笑)。
電車がディーゼル車だったのでしばしうるささとノスタルジックに浸る。つーか辺り真っ暗で何にも見えないし(泣)。景色を堪能なんてできません(泣)。
しかし本当に泣くのはこれからだった。
経過壱:大洗駅到着後宿へ向かおうとしたが、宿を予約したガンビア・ベイの「地図忘れた」「電話番号控えてない」発覚。
経過弐:何故か駅にあった10分100円のインターネットで検索しようとしたが「サーバーに繋がってねーよ」エラーが出て使い物にならない事が判明。設定がいじれない仕組みになっているのでこの場での修復は不可能。担当の人もいなさそうだし。
経過参:なので、若様が携帯で住所を調べ、携帯のGPS機能の道案内で真っ暗な町の中を歩き回ってどうにか辿り着く。壁に貼られた付近の略地図に感謝。アレがなければ到着が9時過ぎたかもしれん。
経過四:とりあえずガンビア・ベイに多大なるツッコミを忘れない一行。実際にやった人もあり、心の中でやった人もあり。

宿に到着後一風呂浴びてこの日の疲れを癒す一行。風呂が狭いだろうと判断した管理人は濡れタオルで身体を拭くに止めました。それはお風呂終了の時間まで30分切ってたから。いくら烏の行水ったって、これじゃのんびりできんよ。
ちなみにお風呂の様子を聞いたところ、広々〜ではなかったそうです。民宿ならこんなモンでしょう、レベル。
実はその間に管理人は今日買った同人誌を読んでいたのは内緒だ(笑)。つかここに書いた時点で内緒でも何でもないわ。
その後管理人を除く一行は、やる大矢(仮)さんの買ったコみケッとスペシャル公式グッズ(?)の梅酒をチビチビやってました。酒は控えるんじゃなかったのかい。
それからつまみをつまみつつだらだらトークのスタート。まぁ男同士の団体旅行っちゃ、こんな感じだよな。あと麻雀があれば完全に1970年代。
管理人はやる大矢(仮)さんから小さなノートパソコンを借り、ブラウザ経由でメールサーバーに接続し、スパムメールだけは消しておきましたが。だってサーバー容量小さいからさ。すぐパンクしちゃうし。
けど明日も早いし電車は本数が少ない。さすがに夜更け過ぎまでだらだら起きているのも。そう思いつつとっとと寝る。
しかし朝の移動疲れと梅酒の影響でしょう。みんなのいびきがもううるさいの何のって(泣)。外では走り屋という名の珍走団がうるさいの何のって。
元々寝つきの悪い管理人ただ一人がその犠牲になりました。つか他の連中寝つき良すぎ。部屋の電気消して10分経ってなかったぞ、最初にいびき聞こえたの。
本人の名誉のため名は伏せますが、とある1人がものすごくて、残りはまぁ何とか我慢できるレベル。
手で耳を塞ぎ続けては眠れないし。耳栓なんて持ってきてない。布団を被っても聞こえる。空の押し入れに布団持ち込んで閉じ籠っても聞こえる。部屋の外で寝るにはまだ寒すぎる。
ドリフのコントのごとく、いびきのうるさいヤツの口に水でも流してやろうかと、本気で考えました。
……まぁそれでも〇〇三〇時〜〇四三〇時くらいまでは意識の途切れた時間があったので御の字と言えば御の字ですが。それに携帯電話の電池残量が3→2になってたのに気づいたので充電できたし。やっぱり写真撮りまくると電池の減りが早いね。
けど、自分が眠れてないのに他のメンバー全員グッスリでは腹も立ちますって。逆恨みじゃありませんよ?
ちなみに泊まった民宿さん自体には別段何の不満もありませんでした。念のため。


2日目・朝
管理人が「お前らうるさい」と偽らざる本音をぶちまけた後チェックアウト。
東京では桜が開花しただかしないだかという暖かさであったが、茨城は東京よりは北にあるせいか最低気温がぐっと低い。
あって良かったもこもこコート。フードを被ればこの程度の寒さはヘッチャラさ。寒がりな管理人が言うんだから間違いない。
7時台の電車で水戸市内へ戻る。それから水戸駅の立ち食いそば屋で朝食。が。
そば屋のおばちゃん曰く、
「今券売機壊れちゃってるので、“かけ”と“てんぷら”しかできません」
確かに「使用中止」貼り紙が貼ってある。むぅ。要は頭だけじゃ注文が覚え切れんって事か。しょうがない。管理人は手っ取り早くかけそば頼んでズルズルすする。朝のかけそばというのも悪くない。
今日は全員一般参加者として待機列に。幸い待機列に並んでから、スタッフが「一〇三〇時まで動きませんので、それまでに戻ってきて下さい」と明言して下さったのでこれ幸いと荷物で場所を確保してその周辺を回る。
ついでにコみケッとスペシャル公式グッズ(?)のお土産をいくつか買う。公式グッズのみではないところに首の皮一枚ほどのプライドがあります。
昨日の売れ行き速度を考えると、イベントが終わる頃買うのでは売切続出の気配が濃厚だったので、買えるうちに買ってしまえ、と。実際昼過ぎにはほとんどの商品が売切御免状態でした。
とは言いますが、イベント限定でパッケージが変わっただけの商品。ノーマルのパッケージなら普通にどこのお土産コーナーでも売ってます。一部は東京でも簡単に買えます。納豆カレーとか。
スーちゃんの「結局ジャケット買いだしな」はある意味名言である。同人誌購入の基本「表紙買い」にも通じる部分がある。つかそのまんまだ。
待機中、たまたま前に並んでいた方が水戸市内の方で、色々と現地の話を聞かせて戴きました。中には「今聞いても遅いよ」という話もありましたが(苦笑)。
で。メインイベントの同人誌即売会ですが、電車がガッタガタになった昨日を遥かに超える大層な人出。
一応両日でのべ3万3千人という人数が訪れたそうですが、無論本来のコミケと比べれば大した事ありません。普段の何分の一でしかない。
が、昨日からの参加者・今朝やって来た参加者入り乱れ……よく判りませんがスッゴイ事になったのは確かです。
管理人が即売会会場に足を踏み入れたのは一一三五時。その時点で管理人の即売会は終了していました。
だって。行く先々で「新刊完売しました」「新刊完売しました」「新刊完売しました」「新刊完売しました」以下略。
開始30分でここまでなくなるんかい! と、顔馴染みのサークルさんに愚痴っちゃったくらい。おかげでこの日、会場内で使ったお金300円。仮に欲しいトコ全部買えてたなら2000円は越えてたね。この差は辛いよなー。
……まぁそれには理由がありまして。
今回の会場となったのはかつてデパートだった場所。しかもここ何年かろくに使っていない建物。
多分7階建てくらいの建物で、2〜6階が即売会スペース。1階は入口ホール。7階は行列対策で空けてあるという体制。
基本的にフロアの移動は階段のみ。エスカレーターやエレベーターが使えないんです。コレ動かすだけで結構な電力=費用がかかるからね。
なので、売り物の搬入は総て人力。無理して使えてカートくらい。車を乗り入れたり台車を使ったりができないのです。仮に車にたくさん積んで来ても、会場と車が離れていては往復も大変だしね。
そして、一サークルあたり二人しか(基本的に)入れませんから、どうしたって持って来れる量には限界があります。誰も彼もがこの方々のようにパワフルじゃありませんしね(苦笑)。
今回1日目が交通機関大混乱だったにもかかわらず、列に並んだ時間帯によっては会場に入るまで2時間かかった人もいたとか(泣)。それより増えるのが確実な2日目が↑な状態になるのは当然か(泣)。
待機列を並べた場所から会場に入るまで信号渡らないとならなかったし、入口もかなり狭い。建物への入口は2か所あったけど、その2つの入口から同時に入れるって芸当もできなかったし。
通常の即売会なら問題ない会場でも、スペシャルとはいえコミケにはあまりに都合が悪かったってトコかな。
そもそもデパートといっても一フロアあたりの広さはそれほどではありませんから、空いてるウチならかなり楽に動き回れるのよ。まさしく真っ先に入ったモン勝ち
具体的に時間をあげると、朝7時に並んだのではギリギリ遅いかもしれない、くらい。実際この時間に並んでいたインディさんは結構買い逃してたと後で聞いたし。
かけて加えてコみケッと「スペシャル」。スペシャルだから買っちまえというお祭り思考も働きます。
大行列確実な大手さんはもちろん、ちょっと名の知れた中堅どころもなくなるスピードがハンパじゃなかったと言ってました。
限定のグッズならどうしても少数なので諦めもつきます。嫌だけど。
どうしてもたくさん作れないコピー本ならやむを得ません。「ちくしょう」とは思いますが。
確かにその言い分はとてもよく判るし理解はできる。管理人も1日目にその理論を使った訳だし。だがそれよりも「まだ開始30分だぞ?」という意識の方が勝ってしまう。
まさしく「判っちゃいるが、判る訳にはいかんのだ!」である。


2日目・昼
なので早々に即売会会場を去り水戸の街へ。別にヤケになって帰ろうとした訳じゃありません。
今回は繰り替えしますが「コみケッとスペシャル」。この元デパートでしか催し物がない訳じゃございません。
ライブハウスでライブがありーの、美術館で展示やトークショウがありーの、物販スペースで食べ物やお土産が売られたりーの、町中をコスプレイヤーが闊歩したりーの。1日目と2日目の間の夜には中夜祭やオールナイト映画上映がありましたから。まさしく町中が「イベント会場」なのだ。
特定店舗では無料でトイレ貸してくれたりもしてましたしね。有難うございます。
そして水戸駅から会場へ向かう道すがら「コみケッとスペシャル開催おめでとう」のメッセージ付き立て看板があちこちに。
中には「絶対ウケ狙ってるだろ」としか思えないメッセージも結構ありました。
ともかく。金の有り余った管理人は、物販スペースで食べ物を漁りつつ、あるイベントを心待ちに。
それは即売会会場そばの広場で行われるアンコウの吊るし切り。水戸のある茨城県はコレが有名ですから。まだ食べた事はありませんが。
アンコウは全身がぬるぬるして硬い骨がない魚。普通にまな板に乗っけたのではとてもさばけません。なので上から吊るしてサクサク切っていくスタイルが生まれました。
本当なら5分とかからずに1匹さばけるのですが、解説や宣伝を交えて喋りながらだったので10分近くかかってましたね。
ここでドドンとアンコウ鍋を振る舞ってほしかったのですが、それはさすがに虫がよすぎる。けどこの日限定で特定店で普通よりは安い値段で提供してたそうです。
物販に関しては「水戸=納豆・黄門・梅の花」だけじゃないって発表できただけでも成功かな。根付くかは判りませんが。


2日目・夕方
一六〇〇時に全イベントが終了。町中で管理人らが小さく拍手する中――コミケ知らない人が見たら、いくら「今日は町中イベント」と事前告知されてても不気味だわ――一路水戸駅へ直行。
さすがに全員三十路越え。2時間電車に揺られるからには何が何でも絶対・確実に座って行きたい。例によって金も余ってるし、いつもケチケチ旅行。1回くらいは乗ってみるベーと。
そんな若者らしからぬ心の叫びが1つになり「グリーン車に乗って行こうか」という案がアッサリ会議を通過する。
水戸から上野までは2210円。この距離のグリーン車料金は750円(車内で直接買えば1000円)。片道合計2960円。ギリギリ3000円以下クリア(^o^)。
しかも時刻表のタイミングもバッチリで水戸駅始発の車両にあっさり乗れる。
ゆったりなら特急という選択肢もありますが、さすがにそこまで金を出す余裕はない。
りくらいにんぐー! ふかふかくっしょんー!
……という感じでダラダラしつつ、おつまみやお弁当をパクつきつつ車中で過ごす。お客さんもあんまり乗ってなかったしね。時間が時間だけに。
やっぱり席を取られるのが嫌でトイレに立てない不安がないってのは大きいなー。金余ってる時にはやるべきだなー。ここまで楽できるんなら、プラス750円は惜しくない。
あとは電車の基本料金がもう2、3割安くなって戴ければなおよろしいのですが。できれば山手線圏内から水戸まで2000円切るくらいの価格でお願いします。
だって。上野−水戸の常磐線が2210円。東京駅−水戸の高速バスが2080円。時刻表通りならかかる時間も大差ない。特急料金やグリーン車料金抜きでコレじゃ車に持って行かれるよ、客。
各自目的地が違うので、自然流れ解散の形となる。管理人は最寄駅構内のうどん屋さんでざるうどん食べて家路につきました。
家に帰って財布の中身を見てみたら、35000円持ってって15000円余ってました〜。ホント使ってなかったんだなー。


こぼれ話
このレポートに使った色。メインの文字の色は「栗梅(くりうめ)」。背景色は「薄梅鼠(うすうめねず)」。題名は「梅幸茶(ばいこうちゃ)」。章の始めは「梅鼠(うめねず)」。強調は「梅紫(うめむらさき)」。水戸なので梅にこだわってみました(笑)。「梅」ってつく色、結構あるんですねぇ。

今回管理人は両脇にペットボトル入れのあるウェストポーチを装着して行きました。なので会場内で会った高校時代の先輩から、『それ、仮面ライダーWの変身ベルトみたいじゃね?』と言われる。
とりあえず調子に乗って再現したんですけど、撮った写真を見てみたら判りづらくなってしまったので、自宅で撮影した物を載せときます。

今回我々は大洗駅最寄りの民宿に宿泊した訳なのだが、替え歌サークル全員が知っている某サークルのご夫婦も、大洗駅最寄りの宿に宿泊していた事が判明し、互いに大笑い。
もし同じ民宿に泊まっていたら大爆笑の上、絶対夜通し酒盛りが始まってたな(笑)。

今回の「お土産」で、多分ブッチギリの人気だったのは「梅酒」かな。500ミリリットルで1200円と決してお手頃とは言えませんが、芋焼酎が720ミリリットルで1500円日本酒が720ミリリットルで2480円というのを考えると。
焼酎は好みが出るし日本酒はちょっと割高感満載。だからこの2つは結構最後の方まで残ってモンな。梅酒があっという間になくなる訳だ。パッケージが原因って訳ではなさそうである。

今回の「スタッフジャンパー」の背中のイラスト。多分元ネタは昔懐かしのCM「水戸証券」だろうなぁ。「水戸は水戸でも、水戸証券」ってコピーだったし。コレ書いたサークル行ったんだから確認しておくんだったなー。

地元の人によれば「賑やかだった1980年代くらい人が来てた」そうです。
何せ駅の南側の開発が進んで、若い人はみんなそっちへ行ってしまうし、バブル崩壊から店が結構潰れたり駅の南側に移転したりしたそうで、開場周辺の水戸駅北口界隈は地味〜になっちゃったんだそうな。
とりあえず今回は結構な人が集まり、派手ではなかったもののいかにも「お祭り」という感じで盛り上がった事は確かでした。
でもコレは歴史と伝統とネームバリューのある「コミックマーケット」が関わったからという部分も大きい。
なので「同人誌即売会をやれば」「コスプレができれば」「萌えキャラお土産を作れば」的安易な発想で「まちおこし」を計画しても絶対うまくいきませんぞ。とキッパリ申し上げておきます。 inserted by FC2 system