軽々しくいこう! 15「貰いものについて」


こうしたサイトをずっと開いていれば、たいがいやってくる「冬」「夏」
日本では冬は「年賀状」。夏は「暑中見舞」を出す風習が昔からあります。
そして、それはインターネット社会になっても変わる事はありません。
季節の節目に改まって挨拶をかわす。それも日本の季節感を演出しているのだと思います。
だいたいの人は自分の絵なり文章なりで「年賀状」「暑中見舞」を書きますが、最近は既存のパターンに自分のメッセージを入れて相手に贈れるサービスも多くなっています。
ですから、自分のところへ来たそれらの「年賀状」「暑中見舞」を自分のサイトへ飾るのは、別に珍しくもおかしい事でもありません。
しかし、管理人は素直に賛同できかねるものがあり、「年賀状」「暑中見舞」のサイトへの掲載はやっておりません。


もちろん、これら風習をやるなと言う気は全くありません。遠慮なくガンガンやるべきだと思います。
その一部のやり方に首をかしげる訳ですよ。
まず「ご自由に持って行って下さい」と自サイトに掲示するパターン。
自分の知っている人・知らないけど訪れてくれる人。そういった人々総てに送るには、こうでもするしかないのは判ります。
でも「日頃のご愛顧に感謝を込めて」というよりは「無差別にバラまいている」ように見えてならないのです。
そして、そういう「ご自由に持って行って下さい」イラストを『●●さんからの年賀状です』いただきものコーナーに載せても、味気ないと言うか有難みがないと言うか。
大した親交もないのに「オレ、ココのサイトの人とマブダチ(死語)なんだぜ、スゲーだろ!」と自慢しているようにも見えてなりません。もちろんやった本人もやられた本人もそういう気持ちは全くないでしょうが、管理人的にはどうかと思う訳です。

少し進んで「年賀状が欲しい人は○日までにメール下さい」と宣言しておくケースもある。
何か「出す人がいないんです」と言ってそうな雰囲気を感じないでもありませんが、これをやるからには自分の予定を壊してでも間に合わせなければならないので、自分自身へのプレッシャーになってしまいます。
募集をしておいたにもかかわらず届く日にちが遅れる。これを絶対やらない人なら構わないと思いますが、年賀状が「ごめんなさい、遅れちゃいました」と1月下旬に届いても有難くはないでしょうから。第一、日にち的にそれは「寒中見舞」といいます。
……旧暦の元旦に合わせるのであれば、話は別でしょうけどね(^_^;)。

一番多いのがメールで送るパターンで、上記のパターンと合わせる事もあります。そのほとんどはイラストを添付ファイルで送るという事である。
最近はウィルス対策として「添付ファイル付メールは中を見ないで削除してしまいます」としているサイトさんもあるので、メール本文中にイラストのあるページのアドレスを記入するケースも増えております。
確かにこれは、前のケースと比べると「特定の人に」送っている訳だから『無差別感』は少ないです。
ですが「同じものを」特定多数に贈っている訳ですから業務的な雰囲気は拭えません。
確かに1人1人にイラストやレイアウトを変えて出すという豪気な真似はまず不可能でしょう。
第一、何もそこまでやれという気はさらさらありませんし、管理人もやってません。
でも間違いなく「いただきもの」なのだから、これをそうしたコーナーに飾るのは至極正当であります。
一部のサイトでは、特別に「年賀状コーナー」を作るケースもありますから。
それについては全く反対しません。それだけ「送ってくる人」が多い証拠でもあります。
自分の出した年賀状や暑中見舞を飾られるのは、確かに悪い気はしません。……自分の場合は周囲の人との出来の落差があり過ぎてこっ恥ずかしくはなりますが。


いただきもの。英語でいうなら「プレゼント・フォー・ユー」。英語の「ユー」は1人に対しても複数に対しても使います。
ですが、同じ飾るなら『「1人のユー」に対して贈られた物』を飾る方がカッコイイじゃないですか!
「あなただけのために」贈られた物。少ないけれどそうした思いの品々を、これからも飾っていきたいのです。
だから、管理人のサイトでこうしたイラストを掲載する事は致しません。ですがハードディスクと磁気ディスクの方にしっかり保管させて戴いております。

それに、ウチのサイトにそうしたイラストを贈って下さる方、少数なんですよ。文字のみって人もいますし、eカードとか電子年賀状サービスという人もいる。
そういった場合、サイトでの掲載って難しいのです。この人のは載せて、この人のは載せないってのは不公平ですし。
まぁ「これっぽっちしかいないの?」と散々に言われそうなので掲載しない面もありますがね(T_T)。


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