軽々しくいこう! 11「見やすいって事は・通」


え〜。SSをお書きの皆様。そして、サイトをお持ちの方々おはこんばんちわ。
今日も元気にサイト更新(作成)に勤しんでおられますでしょうか。
前回の「軽々しく行こう! 4『見やすいって事は』」の続きというかオプション・パーツというか、そんな感じであります。
サイトをお持ちの皆様にお尋ねします。

文字の大きさ、いくらにしてます?


ブラウザ上の文字の大きさという物は、このサイトのように「スタイルシート」という物を使わない限りは、

font size"1"ミホンMIHONみほんmihon見本
font size"2"ミホンMIHONみほんmihon見本
font size"3"ミホンMIHONみほんmihon見本 (←何も指定しなければこの大きさ)
font size"4"ミホンMIHONみほんmihon見本
font size"5"ミホンMIHONみほんmihon見本
font size"6"ミホンMIHONみほんmihon見本
font size"7"ミホンMIHONみほんmihon見本

サイト作成の際は、基本的にこの7段階の大きさの文字しか使えないのであります。
フォントの指定方法は「3」を基準にして「プラス・マイナス」で指定する事も可能で、たとえば『font size"+2"とすれば『font size"5"の大きさになる訳です。
もしこれ以上に大きい字・もしくは小さい字で見たいのなら、見る側がブラウザの「文字拡大・縮小」機能を使うしかありません。
しかし、通常ならば「3」ないし「4」ならば、どんな環境の方でも問題なく見られると思います。
ですが、本文のフォントサイズを"1"ないし"2"で指定しているサイトさんもまた多いのです。
"1"であれば上記の一番小さい文字。管理人の環境――画面解像度がXGA(1,024×768)初期設定フォントサイズ・12ポイント――では、文字の高さが2ミリメートル! つまり、大きさ2ミリメートルの文字の文章が画面にずら〜〜っと並んでいるのです。
あなたは読みたいと思いますか?

世界で最も不可思議な港町として名高いこのシャーケン。
ここにも、朝はきちんとやってくる。
同時に、面倒な騒動までやってくる。
平穏な日は、一日としてなかった。
この広い町のどこかで、必ず誰かがはた迷惑な騒動を引き起こし、巻き込まれるのだ。
だからこそ、ここへ来れば――どんな職種であれ――仕事にあぶれる事はない、とまで云われている。

柔らかなフカフカのシーツにくるまって、幸せそうな顔でグッスリと眠っていた彼女がようやく目を覚ました。
名前はグライダ・バンビール。
当年とって19歳の(自称)美少女剣士。
だが、すがすがしい朝とは反対に、体の方はやけに重く感じられた。全身が、ギュッと締めつけられるような感覚さえある。
しかし、彼女は昨日はそんなに飲んでいたわけじゃないし、全身がだるくなるほど疲れているわけでもなかった。
………………………………………………。

管理人だったら、途中で投げますね、絶対
確かに画面の環境なんて各自で違う。いちいち違う人に合わせて作ってられない。それは判るつもりです。
でも、こんな小さい字フツーは使いませんて。
最近は文字の大きさである単位「ポイント(pt)」も判ってくれる方が多いので、解説しておきましょう。
 font size"1"font size"2"font size"3"font size"4"font size"5"font size"6"font size"7"
WINDOWS7.0pt9.0pt10.0pt12.0pt16.0pt20.0pt30.0pt
Macintosh7.0pt7.5pt9.0pt10.5pt13.5pt18.0pt27.0pt
以上が、管理人の環境から得られた数値です。なお、これはブラウザが変われば微妙に変わるのでだいたいの近似値と思って下さい。
ご覧になれば判る通りMacintoshの方が微妙に小さいんですよね。スタイルシート指定だとWINDOWSの方が1行当たりの文字数は多くなる(1、2文字ですけどね)から不思議です。
しかも、WINDOWS製作のサイトをMacintoshのInternet Explorerで見る場合、ブラウザの「文字拡大」機能で「90%」を選択すると、デザイン的にビシッとハマるケース(要は、先方のイメージするデザインのバランスに近くなる)が多いのです。しかも、サイトによっては「75%」にしないとなりません。
だから、小さい文字を使われると死ぬほど見づらいのである。
もっとも、コレはMacintoshユーザーである管理人の台詞ですが、小さい文字が見づらいというのはOSが違っても変わる事はないでしょう。
上に書いた通り、同じ指定でもOSが変われば微妙に変わりますし、画面の解像度が変わっても(スタイルシートでない限りは)見た目の大きさが変わってきますし、画面の解像度は人それぞれ「使いやすい」数値が違うのは「その4」に書いた通りです。
SVGA(800×600)XGA(1,024×768)が現在多く使われているでしょうが、別なサイトへ行く度に、いちいちココを変えるのは少々面倒。
そもそもサイトごとはともかく、サイト内のページごとに画面の解像度をいじらねばならないというのは、見る人に不親切だと一方的に決めつけさせて戴きます。


小さいままだと読みずらい事この上ない。画数の多い字など潰れてしまって判別が困難ですし。
だからと言ってブラウザの機能を使って文字を大きくすれば、デザイン崩れまくって別な意味で読みにくくなる事が多い。
こういう状況ってのも、かなり困ったちゃんだと思うのは、管理人の偏見でしょうか。

ともかく、文章を書くだけが文章書きのやるべき事ではありません。少しは見る側の立場になって見直すのも、考えるべきかもしれません。


※これは2002年11月22日の「(多分)日刊日記掲示板」に掲載した物を編集・加筆修正したものです。


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