軽々しくいこう! 9「オフ会の心得」


こうしてネットをやっていて、行きつけのご贔屓サイトさんができると参加するようになる(かもしれない)オフ会。
オフ会。オフ・ライン・ミーティングという事であるが、当然パソコンの前とは何から何まで勝手が違ってくる。
今回はオフ会の心得というものを語っていこう。もちろん独断偏見でね♪


まず集合。決められた時間の15分くらい前には到着していましょう。時間ギリギリはともかく、遅刻をするなど言語道断。
交通機関の遅れ等はしょうがないが、寝坊したという事のないように気をつけましょう。
もちろん、集合場所は「初めての人でもわかりやすい所」にするのは常識です。絶対条件です。いくら自分が知っているからといっても他の人が知っているとは限らないのですから。
特に最近は携帯電話の普及により集合時間や集合場所にルーズになりがちです。
確かにいつでも連絡できる強みはありますが、だからといって遅刻をしていい訳ではありません。肝に命じましょう。
しかし、気をつけるものは他にもある。
まず格好。基本的に顔も名前も判らない(当たり前だ)方々との合流なのですから、周囲の迷惑&顰蹙にならない程度に目立って「ここにいますよ」という意思表示をしないとならない。
特に主催をされる方はこれを厳守しましょう。管理人はこれを怠って合流できなかった過去がありますので。せめて事前のメールなどで告知をするくらいの配慮をしましょう。
しかし、これは意外とやらない方が多いです。それはなぜか。
理由は簡単。ネット上とはいえ交流があるので、全くの初対面ではない訳です。それ故に「知っている人」と頭が勝手に認知してしまうので、そういった細かい所まで気が回らなくなってしまうのです。
次に名前。もちろん自己紹介くらいはするであろう。いかに顔見知りの集まりといえども、初めて参加する方がいる場合は絶対にやりましょう。やらない場合は「あの。もしかして俺……無視されてる?」などと、ものすごく悪い印象を与える事になります(経験大有り)。
その際に人数が少ないなら大して問題はないだろうが、もし10人を超える大所帯のオフ会だったら……。これだけの人数を一発で覚えろってのは少々酷です。
誰にでも覚えてもらえるのは、おそらく主催の方だけでしょう。彼(彼女)がいわば中心で主役に当たる訳ですから。参加メンバーは全員彼(彼女)を見ている筈です。
問題はその他の方々。よっぽど容姿や行動に特徴があるというのならともかく、そうでないのなら「そう言えばあんな人がいたっけな〜」程度の印象しかないでしょう。もしかしたらそれ以下かもしれません。
そんな時には「名札」です。これなら一発で誰が誰だか判ります(文字が読めればね)。そうすれば呼び間違えも少ないでしょうし、覚えてもらえやすいでしょう。オフ会に参加したのはいいけれど、誰にも覚えて貰えなかった、というのでは空しすぎますからね。
特に管理人の場合、他人の顔と名前を覚えるのが大の苦手なので、まず向こうに覚えてもらうという技を使います。その為名札は欠かせません。


で、次にオフ会の中身です。
最近ではみんなでカラオケボックスになだれ込むというパターンが多いと思われます。その際の諸注意。
オフ会である訳ですから集まった方々には共通の趣味がある筈です。共通の趣味に関する曲から攻めるのが筋でしょう。
それから次第に自分の趣味の曲へ移項するのがいいでしょう。それでも、みんなが判りそうな曲、ノッてくれそうな曲をチョイスした方が無難ですし、盛り上がれます。知らなそうな曲でも「カッコイイ」曲ならばそれなりに盛り上がってくれますけど。
まぁみんなで歌って騒ぐタイプの賑やかな曲ならば、メインの人と一緒に歌うのもイイでしょう。逆に静かな「聞かせる」タイプの曲であるならばゆったりと曲に身を任せて聞き入るのもいい。
そりゃ確かに歌の上手下手の問題はあるでしょうから、こう上手くいくとは限りませんが(実際、管理人は歌はかなり下手です)。
ここで大事なのは、自分の知らない曲がかかったとしても、

壱:それを無視してふて寝したり、

弐:全然関係ない事をしたり、

参:他人と声高におしゃべりしない事です。

特に大人数のオフ会で良く起こる現象です。
壱はダメです。無視はいけません。こういう状態の人を見た主催の方の心境としては「あれ? あの人つまんないのかな??」と心配させる事しきり。余計な心配をさせるような行動はオススメしかねます。
弐もダメです。自分の出番ではないからといってマンガ読んでたり、ノートパソコン取り出してカチャカチャやってたりというのは、ちょっとマナー的によろしくありません。
確かに『みんなで楽しむ』というのがオフ会の目的ですから、基本的に何をやってたっていい訳ですけど、せっかくカラオケボックスに来ているんですから、そこでしかできない楽しみを満喫する方が建設的だと思うんです。
まぁ持ち歌の少ない人とか歌そのものをあんまり歌わない人というのはいますけど、そういった方は、せめて「聴いて」楽しみましょう。
参は論外。おしゃべり自体は構いません。でも、メロディーラインと同程度の音量っていうのは完全にマナー違反です。
歌っている最中に注文していたおつまみやドリンク類が届き「アイスコーヒー注文したの誰?」と訊ねるとか、そういったものは別にいいでしょう。
しかし、自分の知らない曲だしなぁ、といった雰囲気丸出しでとなりの人と「声高に」おしゃべりっていうのはねぇ。少なくとも管理人はムチャクチャ機嫌が悪くなります
別におべんちゃら使って誉めろって訳じゃありません。せめてじっくり聞いて、曲の最後に拍手くらいはしましょうね。


他には食べ物屋へ行ってみんなで食事というパターン。
ファミレスから居酒屋。はては食べ放題の店まで、色々なお店があります。

ここで気をつけたいのは酒とタバコですね。

タバコを吸う人吸わない人。酒の飲める人飲めない人。酒量の多い人少ない人。色々いる筈ですから。
その辺に気を使わないと「タバコ嫌いの人にタバコの煙が行きまくる」とか、「弱いのに周りにつられて飲み過ぎて酔いつぶれる」という事態が起こる可能性があります。
タバコ嫌いの人にとっての「タバコの煙」は百害あって一利なし。煙が漂ってきただけで、その日の気分は最悪になるでしょう。
居酒屋へ行ったって飲めない人はあまり楽しめないでしょうし、弱い人によっては酒の臭いだけで気分が悪くなります。
逆に酔いつぶれる人が出ると、その人を心配して盛り上がりに欠けるというものです。
そうなったらせっかくの楽しさも半減。事前に聞いておく方がイイでしょうね。
テーブルにつく時も、タバコを吸う人は吸う人で固める。酒豪と下戸は多少席を離しておく。このくらいの配慮は欲しいものです。
もちろん「お酒を無理に勧めない」という基本的マナーは守りましょうね。それから「未成年者の飲酒・喫煙」という事も「一応は」守りましょう。


最後は終わってから。まず主催者さんは参加した方々全員に「今日はありがとうございました」のご挨拶くらいはBBS・(判る人には)メールで送っておきましょう。
できるなら固定の文句プラスその方に合わせてメッセージをメールで、というのが喜ばれます。さすがに全員違うメッセージというのは大変でしょうから。
もちろん参加者の皆さんも「ありがとうございました」の挨拶はしましょうね。最低でも主催の方には。
実際に会ってみて、パソコンの前とのギャップという物はあるでしょう。

しかし、そういう事は「よくある事」なのであまり気を落とさずに。


ここで、独断偏見「オフ会講座」まとめると、こんな感じでしょうか。
壱:迷惑&顰蹙にならない程度に「分かりやすい服装&目印」を。
  「姿」を知らない方々とお会いするのですから、このくらいの配慮するのが親切です。

弐:初参加メンバーが来ると判っているなら名札の1つもつけて行く事を勧めます。
  名前が判る方がイイでしょうし、すぐ覚えてもらえます(多分)。

参:無理をしない程度に周囲に合わせましょう。突っ走り過ぎならともかく、協調性なさ過ぎは結構白けます
漆:自分だけ楽しむのでなく、みんなが楽しいだろうなーという行動をすれば、何とかなります(多分)。
伍:終わってそれきりではなく、お礼くらいは言いましょう。次に会った時気持ちよく過ごせるように。


だいたいこんな感じでしょうか。少しでもお役に立つ事を祈ります。


※これは2002年03月23日の「(多分)日刊日記掲示板」に掲載した物を大幅に編集・加筆修正したものです。


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