俺ファン　その陸

一晩中アニメとマンガの話で　盛り上がってたあいつも
ナカナカ　カワイイ彼女が出来て　ためらいがちのイベント通い

いつのまにか頭まで　深く漬かってたのは僕？
居心地いいと笑ってる　そんな余裕はいらないのかな……

あいつもとうとう足を洗った　こないだの夜
電話越しの　長話を聞きながら
時間の流れに何故か罪悪感が

イエス　自分は間違ってない
この先の浮き沈みも過ぎれば楽し

いつのまにか頭まで　深く漬かってたのは君？
「もしやってなかったら」なんて
目を輝かせて言ってたくない
勝手知ったる少ない仲間と　敵だ味方だとさわいでる
出られないこの業界で　胸を張って生きるしかない

いつのまにか頭まで　深く漬かってるのは誰？
くだらなかったあの頃に　戻りたい　戻りたくない

怖いものはありますか？　守るものはありますか？
出られないこの業界で　胸を張って生きるしかない

コレは……知ってる人多いのかな。「LADY NAVIGATION」という曲のカップリング曲です。元々結構重めの歌詞なんですが、さらにシャレにならない重さになりました。多分。

今日も　表に　三千人　ここに疲れた御宅が一人
コスプレ広場の日なたの下で　撮った写真がブレていた
今日も　表に　三千人　ここに疲れた御宅が一人

今日も　戸惑う　混雑時　ここに疲れた御宅が一人
見かけたついでに顔出す筈が　力落とした人の壁
今日も　戸惑う　混雑時　ここに疲れた御宅が一人

今日も　乱雑　大行列　ここに疲れた御宅が一人
しばらく動かぬ長い列　耳をすませば腹の音
今日も　乱雑　大行列　ここに疲れた御宅が一人

曲は知ってるけど、タイトルは意外と知らないでしょう。出だしの「今日も表に三千人」は、元の歌詞の「京都　大原　三千院」と引っかけてます。念のため。

忘れてしまいたいことが　今の私には多すぎる
私の記憶の中には　なごやかさは遠い昔

いつの日にか　誰かがくれた飲み物が
記憶にありました
そして私は壁になり　列の中に立っているわ

こんで　こんで　こんで　こんで　こんで
こんで　こんで　こんで　こんで
しきって　しきって　しきって　しきる

殺気だった時のことは　これで最後にしたいけど
騒ぎを止める技術さえ　教えてくれなかったわ

こちらの気持ちを　みんなに伝える術(すべ)が
わからないから
今は静かに心を鬼に　列の中に立っているわ

こんで　こんで　こんで　こんで　こんで
こんで　こんで　こんで　こんで
しきって　しきって　しきって　しきる

こちらの気持ちを　みんなに伝える術(すべ)が
わからないから
今は静かに心を鬼に　列の中に立っているわ

こんで　こんで　こんで　こんで　こんで
こんで　こんで　こんで　こんで
しきって　しきって　しきって　しきる

こんで　こんで　こんで　こんで　こんで
こんで　こんで　こんで　こんで
しきって　しきって　しきって　しきる...

この曲も「タイトルは知らないけど曲は判る」物だと思います。
コミケのスタッフさんってのは、結構こんなものです。

「描きたい」と思うことが　何よりも大切だよ
設定の裏側にあることに眼を向けて
ネタを出そう　どんな時でも　全てはそこから始まるはずさ

描き手になってから　いくつもの夜を寝ずに過ごした
はちきれるほど　My Dream
アイデア一つだけで　夢想飛行へ　Inner World
燃え上がれ　この　My Heart

予定を「くりさげる」のは　誰にでもできることさ
あきらめという名のペンじゃ　原稿は描けない
人気の火が知らないうちに　形を消してしまう前に

いつか内容のパターンが　尽きないように　Right Away
おいかけるのさ　My Boom
アイデア一つだけで　夢想飛行へ　Inner World
萌え上がれ　この　My Heart

内容のパターンが　尽きないように　Right Away
おいかけるのさ　My Boom
アイデア一つだけで　夢想飛行へ　Inner World
萌え上がれ　この　My Heart

どんな時でも　誰もが飛びつくのが
You're Just A Boom !　この胸に
アイデア一つだけで　夢想飛行へ　Inner World
燃え上がれ　この　My Heart

曲は有名ですね。まぁ書き手さんの心境も、案外こんなものかもしれません。良く聞こえるように書いてはいますがね。

使えるネタ見つけ　自分の手で描いて
忙しい合間ぬって　今すぐ本をだしたい

大規模じゃなくても　オンリーじゃなくても
自分の胸の感動　伝える本をだしたい

何ひとつ出す本　なかったイベントに
調子よく新刊　置いといてみたい

思っていることを　感動を伝える
かっこ悪くたっていい　自分の本をだしたい

何ひとつ出す本　なかったイベントに
やっとできた本を　積み上げてみたい

大規模じゃなくても　オンリーじゃなくても
自分の手のぬくもりを　伝える本をだしたい

大規模じゃなくても　オンリーじゃなくても
自分の胸の感動　伝える本をだしたい

やっぱり出すからには、多くの人に見てもらいたい。それ以前に「出したい」という気持ちが、同人には大切なのです。技術なんて後からいくらでもついてきます。

仕事があるのにあの子　すぐに休みとるねと
言われ続けたあの頃　生きるのが辛かった
どっちもとても　大事なの　仕事と原稿の事
ちゃんと両立続けてくって事は　永遠(とわ)の夢

仕事終わってからは　誰も邪魔させないわ
夜に総てをかける　疲れてごまかして

私　やるわ　いつまでもやるわ
たとえお金が　出ていくだけだとしても
やるわ（やるわ）いつまでもやるわ
他のみんなと親に捨てられる日まで

悲しいくらいに私　いつもイベント中では
真面目に見える人気者　期待なんていらない
無理と知ってる計画　平気で言ってみても
一人ぼっちの時には　どっと空しさ残す

誰も予定の通り　進む事はできない
だけど　締切だけは　守っていたかった

私　やるわ　いつまでもやるわ
たとえお金が　出ていくだけだとしても
やるわ（やるわ）いつまでもやるわ
せめてみんなの差し入れもらえるのなら

やるわ　いつまでもやるわ
たとえお金が　出ていくだけだとしても
やるわ（やるわ）いつまでもやるわ
他のみんなと親に捨てられる日まで

ハッキリ言いましょう。社会人で同人をやっている人は、冗談ヌキでみんなこんなんです。カミング・アウトしている人はともかくね。

ペンを持つ君の横で僕は　手伝いしに来てる
締切前の原稿やってる
下書きないヤツは　これが最後ねと　うれしそうに君がつぶやく

さぼり過ぎで　締切迫り　間際すぎた時間の中で
今　朝が来て　君は仕事に行った
眠いのを隠し　仕事に行った

座り続けた椅子の上で背伸びをして
君は何か言おうとしている
君のムチャクチャな指示のもとで動くことが
こわくて下をむいてた

年を取ると徹夜の作業　苦しくなると気づかないまま
今　朝が来て　君は仕事に行った
眠いのを隠し　仕事に行った

君が描いたネームの束は　関係のない　落書きばかり
今　朝が来て　君は仕事に行った
眠いのを隠し　仕事に行った...

これも名曲です。変えた歌詞は曲に見合った静かなものですが、言ってる内容はシャレになってません。それだけは言っておきます。

これ以上頑張れるならば　原稿できあがるの
どれ程の痛みならば　もう一度寝ずに済むの
One more time　期限に　間に合わないで
One more time　少し待って　締め切り

電話する時はいつも　僕が頭下げたね
わがままな性格が　なおさらイライラさせた
One more chance　ファンレターまで届いて
One more chance　理由つけて逃げれない

いつでも求めているよ　どっかに時間の余裕を
食事を取って　仮眠も取って
こんなことをしてる暇ないのに
願いがもしも叶うなら　今すぐ時を戻して
できなくたって　もうやるしかない
すべてかけて描き上げてみせるよ

とにかく本出すだけなら
何でもいい筈なのに
とても凝り性なもので　締め切り守れてない
One more time　期限に　間に合わないで
One more time　少し待って　締め切り

いつでも求めているよ　どっかに時間の余裕を
コーヒー飲んで　たばこを吸って
こんなことをしてる暇ないのに
奇跡がもしも起こるなら　今すぐ時を止めたい
原稿続け　表紙仕上げて
フェアー中の「割引」で入稿

いつでも求めているよ　どっかに時間の余裕を
気分転換　一息ついて
こんなことをしてる暇ないのに
願いがもしも叶うなら　今すぐ時を戻して
できなくたって　もうやるしかない
すべてかけて描き上げてみせるよ

いつでも求めているよ　どっかに時間の余裕を
落書きをして　ゲームをやって
こんなことをしてる暇ないのに
奇跡がもしも起こるなら　今すぐ時を止めたい
原稿続け　表紙仕上げて
フェアー中の「割引」で入稿

いつでも求めてしまう　どっかに時間の余裕を
人を頼って　神に祈って
こんなことをしてる暇ないのに
締め切り　また来たのならば　何度も時を戻して
欲しいものなど　もう何もない
時間以外大切なものなど

名曲に静かな歌詞をつける。でも、内容はシャレになってない。そのパターンが続きます。
で、今はそれが芸風になっている気も。

Like Something tonight
Like Something for life
And I will never never never...
Let the like go
I wanna Like Something tonight

あの日見た修羅場・地獄を今も　憶えているから
何もないこのイベント　どうにかこうにか切り抜けた

こんな出来事を忘れないように　続けるのムズカシイさ
僕らはせめて同じ作品　描き続けるのをやってたい

Like Something tonight
Like Something for life
And I will never never never...
Let the like go
I wanna Like Something tonight

次出す本の原稿を描こう　時間が足んなくたって
何とかしたね　休みつぶして　どんなに利き手が痛くても

いつも敗けないように　心に誓おう
新刊を出せたとき　この胸は躍るよ

Like Something tonight
Like Something for life
And I will never never never...
Let the like go
I wanna Like Something tonight

「躍る大捜査線」主題歌ですね。この曲は随分前に作ったんですが、載せる機会を失っていたものです。
曲を変えても、言ってる内容が前の曲と変わらないってのが、替え歌の替え歌たる由縁ですな、きっと。断じて手抜きでは……。

遊園地の売店の屋根に　立つ影は　ボン太くん
ヤクザ屋めがけて飛び下りて　「今だ！　スタンピング！　そこだ！」
ゴムの弾丸宙を切る　斗え僕らの　ボン太くん

日が落ちた茂みの中に　潜むのは　ボン太くん
暗い夜道を走り抜け　「今だ！　反撃チャンス！　上だ！」
スタン・バトンが火花散る　斗え僕らの　ボン太くん

龍神会の事務所の前に　並ぶのは　ボン太くん
建物内部を突き進み　「今だ！　止めの一撃！　命中！」
あっという間に制圧だ　斗え僕らの　ボン太くん

今度はフルメタワールドの癒し系(?)アイドル・ボン太くんです。けど、やってる事といったら戦ってばっかりだよな、絶対(笑)。まぁゴロの悪さは全部勢いでカバーして下さい。ふもっふ♪