「Baskerville FAN-TAIL the 23rd.」 VS. Fish boat
それから魚を三匹も平らげたミッチを微笑ましく見ていたおばさんは、
「ところで、何しに帰って来たんだい?」
その疑問は当然だろう。さっきは微妙にはぐらかされてしまったが、おばさんの前では答えない訳にはいかない雰囲気だ。
「……ちょっと、師匠や先輩達のお手伝い、ですかね」
ミッチはどこか言いにくそうに、歯切れの悪い口調で答えた。
「お手伝い、ですか?」
クーパーが不思議そうに聞き返すと、ミッチは「そう。お手伝いお手伝い」と投げやりにつけ加える。
「ふーん。こっちはてっきり結婚でもするのかと思ってたけどね」
おばさんの言葉に、ゴナは飲んでいたお茶を噴き出しそうになった。その様子を見た彼女は笑いながら、
「だって婚約者なんだろ? あんただって一応は立派な一人前の漁師じゃないか。嫁さん貰ったって、バチは当たらないよ」
妙に「一応」の部分を強調する。それからミッチをチラリと見ると、ゴナにそっと耳打ちするような小声で、
「それとも、十年振りに再会した婚約者に幻滅でもしちまったのかい?」
「そんなんじゃねーよ」
ゴナは隣に座るミッチの頭をこうこつと叩くと、
「確かにオレ達は婚約してるけど、結婚するかどうかはまだ決めちゃいねーよ」
「うん。それに婚約って言っても親が勝手に決めた事だしね。それにまだ早いって」
別に気を悪くした様子もなくミッチも彼の意見に乗った。
おばさんは「そんなモンかね」とそっけなかったが、それ以外の面子が彼らを取り囲む。
「結婚するんじゃないんだ。てっきりそれで帰って来たのかと思った」
驚くグライダにセリファも同意してうなづいている。もっともセリファが話の内容を本当に分かっているかどうかは疑問だが。
「やっぱりゴナの兄貴。婚約者さんがこんなになっちゃったから、止めたくなったんじゃないっすか?」
意地悪そうににやつくイナ髭に、ゴナはすかさず肘鉄をくれてやると、
「違うって。何度も言わせんな」
「そうそう。見てくれで選ぶんだったら、とっくの昔に別な人選んでるって」
ミッチはけらけら笑いながらそう言うと、ゴナの背中をばんばん叩く。
「んだと!? ウチは別に金なんぞねーぞ!」
「お金目当てだったらなおさらだって」
確かにゴナの実家は網元という事で町の名士かもしれないが、決して金持ちという訳ではない。それはミッチも知っている。
「見てくれでもお金でもない、か。じゃあ何で?」
グライダの疑問はその場の一同の共通したものだった。ミッチは「どうしようか」と考え出した時だった。
ゴナの腰にぶら下がっている防水性のトランシーバーの呼び出し音が鳴ったのだ。水上で働く彼ら漁師は携帯電話よりトランシーバーを持ち歩く者の方が多い。
有効範囲は携帯電話と比べ極端に狭いが、濡れる危険性を考慮すると、携帯電話では危なっかしいのだ。
ゴナは反射的にトランシーバーを手に取り、
「どうした!?」
『ゴナ、大変だ。どっかの漁船が港にまっすぐ突っ込んで来やがる! いくら言っても応答がねぇんだ!!』
その無線の内容は、この場の一同の耳にも入った。


真っ先に店を飛び出したゴナ。走りながらトランシーバーで相手とやり取りしている。
「船の様子はどうだ? 見えるか?」
『今双眼鏡で……げっ、ボカッシィのじーさんの船だ。心臓悪いって言ってたけど、まさか……!?』
「分かった。すぐ救急車呼んで、来たらすぐ運べるようにしとけ!」
『けど、どうやって船停めるんですか!?』
その問いにゴナは難しい顔で考え込んでしまった。
船に飛び乗って操作するのが一番安全で確実だ。しかし相手はまだ海の上。そしてこちらは陸の上。
今から船を出している時間はおそらくないだろう。ゴナは自分の後ろを走るグライダに、
「なあ。海の上を走るとか、空を飛ぶ魔法とか使える奴いねーか?」
しかしグライダは首を振った。
いくら魔法が存在する世界と言えど、空を飛んだり水の上を走ったりする魔法というのは、たいがい術者本人にしか作用しないのだ。術者以外に効果を及ぼす魔法はレベルが高い上に、じっくりと正確に呪文を唱えねばならず、時間がかかる。
その術者に運んでもらう事も不可能ではないが、そのスピードは格段に落ちる。
なので、一刻を争うような事態に取る作戦としては適切とはとても言えない。もちろん船を破壊しては乗組員がタダでは済まない。
「セリファ。あんたのカード魔術でどうにかならない?」
「お家にカードわすれちゃったよぉ!」
セリファはカードに描かれた物を実体化する魔法が使えるが、カードがなくては全くの無力だ。
そんな姉妹のやりとりを聞いていたゴナは、
「便利なようで不便だな、魔法ってのは」
それにはグライダも同意する。だが魔法はあくまでも「技術」。万能の力ではない。
「じゃあ兄貴かオレを船に向かってブン投げるってのは……?」
事態を把握して焦っているイナ髭がムチャクチャな提案をする。だが、
「それはかなり難しいですよ。動いている目標の上に落ちるように物を投げるのは至難の技です。第一距離がありすぎます」
クーパーが遠くに見える漁船をチラリと見て返答する。
「自分であれば漁船の操作は問題なく行えるが……」
「じゃあてめぇが行けよ、シャドウ!」
言葉を濁すようなシャドウの発言を遮るように、バーナムが乱暴に怒鳴りつける。
「現在漁船は港から一キロと二三四メートルの地点に在る。自分では其処迄の距離を飛ぶ事が出来ない」
「それに、それ以上船を近づけてたら、エンジン停める前に船が港にぶつかっちまうよ。向こうも速度が上がりっ放しなんだからな!」
シャドウの申し訳なさそうな物言いと、ゴナのバーナム以上の怒鳴り声での返答。
シャドウは背中のバックパックから圧縮空気を噴き出してジャンプする事ができる。高くジャンプするならまだしも、遠くに飛ぶためには出力が足りなすぎるのだ。言葉を濁したのはそれが理由だ。
「ったく、バーナムが機械オンチじゃなかったら、すぐにでも行ってもらうんだけど……」
グライダがイライラした顔でバーナムの頭を叩く。
彼は空中を走って移動するという手段を持っているのだが、電卓すら満足に扱えないほどの機械オンチのため、船に行っても何も出来ないのだ。
さすがに船で倒れているらしい漁師を連れ帰るくらいならできるだろうが、船をどうにかしない限り港に甚大な被害が出る事は間違いない。
そんなやりとりをしつつ、ようやく港に到着した一行。ゴナは遥か向こうに見える船を見て、
「おいシャドウ。船までの距離は?」
「……九八八メートル。加速が続いて居るな。其れに船の操縦士が胸を押さえて居る。心臓疾患で無ければ良いが」
不吉極まりないシャドウの言葉だが、現状ではどうにも出来ない。
船舶の操縦には免許がいるが、操縦方法自体はいたって簡単でシンプルだ。子供でも出来なくはない。
誰かが向こうに行けさえすればすぐ終わるのに。何も出来ない悔しさに、船の操縦ができるだけにゴナは苛立ちのあまりそばの木箱を蹴りつける。
どす、どす、どす、どす。
妙な音がしたのでそちらを向くと、丸々と太ったミッチが懸命に走ってくるのが見えた。
さすがにこれだけ太っていれば、鍛えていてもスピードは落ちる。彼女はようやく皆に追いついたのだ。
「船はどうなってるの!?」
「見ての通りだよ。今のオレ達じゃどうにも……」
「大丈夫!」
遠くに見える船を見据え、ミッチは自信たっぷりに拳を突き上げると、
「今すぐ停めてくる。船のエンジンを切るくらいなら、ゴナちゃんがしてたのを見て覚えてるから」
確かに子供の時に、ゴナは父の船に彼女をこっそりと乗せた事がある。そこで覚えたばかりの船の動かし方を自慢しながら。
いくら操縦が単純といっても、十年以上も前にたった一度見た事を本当に覚えているのだろうか。ゴナが不安がったのは当然だ。
「ゴナちゃんが教えてくれた事、忘れる訳ないでしょ」
ミッチは返事を聞かずに迫る船を見た。それから自分の身体を眺めると、
「……ちょっと、邪魔かな」
首の上まできっちり閉めてあるジャージのファスナーを掴み、力一杯下ろした。
ずるずるずるるっ!
鈍い音を立ててジャージ(実際はそう見えるデザインのつなぎだった)が彼女の足元に「ドスンと」落ちる。
そこに残ったのはミッチのスラリとした水着姿だった。汗でしっとりと濡れた身体が何とも艶やかである。
太った脂肪など欠片もない。女性らしい性的な魅力には欠けるが、素手で戦うために絞り上げ、かつ必要な筋肉が無駄なくついた、格闘家としては理想的なスタイルを持つ肉体である。
ミッチは両足で飛び跳ねるようにつなぎを脱ぎ捨てると、右手をきつく握りしめて目を閉じた。
それから口の中で呟くように呪文を唱え出す。握りしめた右手に何か魔法的な力が満ちるのを、コーランは感じ取っていた。
そしてミッチはその右拳を地面めがけて振り下ろす。
ゴグワァッ!
彼女の足元の地面にへこみができる。それと同時に彼女の身体は天高く舞い上がった。
「……衝撃波の魔法か」
魔法の正体を見抜いたコーランが、舞い上がった彼女を見て呟く。
ミッチは衝撃波を出す魔法を極度に集中させて地面に叩きつけ、跳ね返って来た衝撃波に「乗って」飛び上がったのだ。
強すぎれば自分が傷つく。弱すぎたら飛び上がれない。その絶妙なバランス感覚は、生半可な訓練では決して身につかない。
ところが飛距離が足りず、海に落ちそうになる。皆の悲鳴が上がる中、ミッチだけは慌てずにもう一度拳を振り下ろす。
ズドォォン!
すると今度は派手な水柱が上がり、それに乗って再びジャンプ。無事船の甲板に着地したのだ。皆から安堵の息が漏れたのは言うまでもない。
激しく揺れる船の上でバランスを取り切れずにふらつきかけたミッチは、どうにか体制を立て直しながら急いで操縦室に向かった。
すると、一人の初老の漁師が壁に寄りかかるようにして倒れ込んでいた。
意識はあるようだが、確かに顔色が悪い。こちらの呼びかけに反応をしない。明らかに何かの病気である。
彼女はどうにか漁師をそこから下ろして床に寝かせる。今は彼の応急処置よりもこの船をどうにかする方が先だ。
ところが。操縦席を見回した彼女が見たのは舵輪が一つ。他のスイッチ類がよく分からない。明らかに昔見た物と違っていたのだ。前に見たのは床から一本の棒が伸びていた筈だ。
しかしそう悩んだのも一瞬だった。彼女はマイクがぶら下がっている事でかろうじて分かった無線機を掴み、それに向かって大声で叫んだ。
「ごめんゴナちゃん! 全然違っちゃってて分かんないよ!」
泣きそうな声でミッチが訴える。無線機が動いている事も、周波数を合わせる事も全く頭の中にはなかったが、それでも通じる事を願って。
少しの間が開き、無線機からゴナの力強い声が聞こえた。
『……分かった。オレが合図したら、目の前の丸い奴を時計と逆周りに回せ。思いっきりな!』
目の前の丸い奴。舵輪の事だ。そのくらいはミッチにも分かる。
どんな考えがゴナにあるのかは分からないが、全面的に信じる事に決めていた。だからしっかりと前を見つめ、ぎゅっと舵輪を握りしめる。
操縦席から見える景色は、とりあえず人物の判別ができる程度には近づいて来ている。
船はどんどん港に近づいていく。しかもスピードを上げて。車以上に船には「惰性」という物がある。勢いがつき過ぎると、ブレーキをかけてもその勢いでしばらくは進み続けてしまう。
だから一刻も早く停める必要があるのだが、ゴナは一体何をやるつもりなのだろうか。その彼は船をじっと見つめたままその場から一歩も動こうとはしない。
視力のいいミッチが、ゴナのそんな表情をハッキリと確認できた時だった。
『回せっ!!』
無線機からものすごい大声が響く。ミッチは待ってましたとばかりに間髪入れず力一杯舵輪を反時計周りに回す。
ぐぐぐぐぅっっ。
船がいきなり思い切り傾き、左にカーブし出したのだ。
勢い余ったミッチは舵輪から手を離してしまう。操縦室の壁に叩きつけられそうになるが、両手を突っ張って激突だけは避けた。
一方船はまるでヘアピンカーブを曲がる車のように急角度で進路を変えていく。だがスピードがあるため曲がりながらも水しぶきを高く上げて桟橋に近づいて来た。
このままでは正面衝突は避けられても船の側面がぶつかってしまう。どちらにせよ無事には済まない。誰もがそう思った瞬間だった。
皆が慌てて桟橋から離れる中、ゴナがただ一人水しぶきを破る勢いで桟橋を蹴り、迫る船に飛び移った。
彼は甲板を突き破るように両足で着地すると、激しく揺れて傾く甲板を物ともせずに狭い操縦室に飛び込んだ。
舵輪がものすごい勢いで回転している。ゴナは舵輪の持ち手の隙間に強引に腕を差し込んで力任せにその動きを止めると、その脇にあるエンジンの緊急停止スイッチを入れた。
その辺りは自分の船ではないものの本職の漁師。全く澱みも迷いもない手際であった。
それから舵を切り続け、このまま進んでも大丈夫な方向に切り替えた時、
「大丈夫か、ミッチ!」
壁に突っ張ったまま動けなくなっていた彼女に怒鳴るように声をかける。
船の動きが緩やかになった事でようやく身動きがとれるようになったミッチは、懐かしそうに小さく笑うと、
「やっと名前で呼んでくれたね、ゴナちゃん」
思わず抱きつきかけたミッチだったが、
「この人の治療の方が先だね」
彼女は這うようにして床に寝かせたままの初老の漁師の元に向かう。
「知り合い?」
「……ボカッシィのじーさんだよ。心臓の調子が悪いとか言っときながら、無茶しやがったな?」
ボカッシィは隣の港町の漁師である。もちろん彼を知っているゴナが呆れた調子で頭を掻いている。
ミッチはそんなボカッシィの横で拳をぎゅっと握って何やらぶつぶつ言っていた。
その動作はさっき衝撃波を出した時と全く同じ。まさか……。
「お、おい、ミッチ、なにす……」
ゴナが止める間もなく、彼女は握った手を開いて、漁師の心臓に叩きつけた。
ところが。彼女の手から出たのは衝撃波ではなかった。寸止めにされた手からは淡く暖かなイメージの光が漏れている。
それは治療の魔法であった。魔族が珍しいと彼女をスカウトしたのは、この治療の魔法の素質があったからなのだ。
その光がパッと消えると、ミッチは大きく息を吐き、
「この人心臓が悪いんでしょ? 応急処置はしておいたから。あと、お願いしちゃっていいかな?」
そう呟き立ち上がった彼女の顔色は明らかに悪かった。
いくら魔法が使えるといっても、魔法は人間のための力ではない。普通の人間は連続して使えば身体のどこかに反動が出るものだ。
ゴナはそんな事情など全く分からないが、この海の上で素人のミッチがここまで頑張ってくれたのだ。それにきちんと応えねば漁師の、いや、男のプライドが廃るというものだ。
ミッチのおかげで船も仲間の漁師も助かったのだ。あとは自分がやらねばならない仕事である。
「分かった。任せとけ」
「……ごめん。ちょっと、寝るね……」
精根尽き果てたと言いたそうにがくんとうなだれてゴナに寄りかかるミッチ。その顔は疲労感よりも物事をやり遂げた達成感に満ちていた。
「やっぱりゴナちゃんのそばは落ち着くな。だから……」
言葉の途中で彼女の意識が途切れる。しっかり呼吸はしているので、自分で言った通り眠ってしまったのだろう。
「……ありがとな、ミッチ」
彼はそのまま眠り込んでしまったミッチを自分に寄りかからせたまま、桟橋につけるため船のエンジンを再起動させた。


応急処置を済ませたボカッシィを救急車が運んで行く。倒れてから間もなかった事と極度に集中させた魔法が功を奏したようで、少し休めば問題ないとの事だった。
目が覚めたミッチはまだ回復し切っていないらしく、微妙におぼつかない足取りである。
それでもどうにか脱ぎ捨てていた「つなぎ」の元まで歩き、それを再び着込んで肥満体型に戻っていた。
その「つなぎ」をさっきから神妙な目で観察していたコーランが問いかけた。
「……ひょっとしてそれ、魔界の住人用の人界向けスーツじゃ?」
その発想はこの中で唯一魔界の住人だけの事はある。
魔界の住人といってもその姿は多種多様なのである。コーランのように人間とほとんど違わない外見の種族もいれば、姿形が全くかけ離れた種族もいる。
そんな種族が少しでも人界で違和感なく過ごせるようにと「変身用スーツ」という物が開発されている事を、彼女は同郷の知人からの情報で聞き知っていたのだ。
さきほどミッチが「師匠や先輩達のお手伝い」と言っていたのは、おそらくそれのテストを頼まれたのだろう。
十年振りとはいえ顔馴染みの多い町で気づかれずに過ごせるくらいでなければ、きちんとした「変身用」スーツの説得力があるまい。
「もっとも。これはサウナスーツと重りを兼ねてますけどね」
ミッチは得意げに言うと、お腹の部分をパンパンと叩く。
サウナスーツは短期間で筋肉をつけたまま痩せねばならないボクサーなどに使用者が多い、発汗作用を強める衣服である。
それに加え、重りで全身に負荷をかけて筋肉を鍛えていたのだ。その効果はさっきの彼女を見れば一目瞭然である。
「道理で、太ってる割に身体のこなしが普通な訳だ」
スーツの背中をぽこぽこ叩きながらバーナムが言った。それを見抜いていたとは彼も武闘家のはしくれといったところか。
「だから言ったでしょ? 『己を磨く努力は怠ってない』って」
確かに説得力のある言葉だが、ポケットから取り出した干し肉を噛みながらではその説得力が台無しである。
「しかし……スーツ着ちゃうのもったいないですよねぇ」
イナ髭がさきほどの彼女を思い浮かべながら呟く。性的な魅力には欠けるが健康そのものの肢体というのはそれはそれで非常に魅力的なのだ。別にスーツで隠す必要もないだろうに。
いくら師匠や先輩に頼まれたスーツのテストを兼ねているといっても、四六時中着ている義理などあるまい。そう思ったのだ。
ミッチは少しばかり照れくさそうに笑うと、
「タダで見せびらかすほどこの身体、安くはないわよ?」

<FIN>


あとがき

この回はメインメンバーの陰が薄い話となりました。けど修正はかなりやってます。
まぁ彼らだけがこの町の住人ではないし、彼らだけが戦う力を持っている訳でもない。彼ら以外が戦ってもいいじゃないですか。と勝手に思ってます。
今回は全部ゲストキャラのミッチさんがいいトコかっさらっていきました。普段がメインメンバーしか出てない気もしますから、たまにはいいでしょう。と勝手に思ってます。
この話はホントそれしか語る事ないので、これで終わりたいと思います。

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