「Baskerville FAN-TAIL the 21st.」 VS. Qilin
「ソノとオニビ……」
そんなクーパーの呟きが聞こえていたらしく、男——ソノの方が、
『その名は遙か昔に捨て去った』
続いて女——オニビの方が、
『遙か昔に捨て去った名前です』
「……なに二人して同じ事グジャグジャしゃべってんだ!」
少し間延びしたしゃべり方をする二人に向かって怒鳴るバーナム。その声で、まるで初めて気がついたかのように視線をずらすと、
『お前から龍の力を感じるのはなぜだ』
『なぜ龍の力をあなたから感じるのか』
「…………いい加減にしやがれっ!」
気の短いバーナムの限界が来たようだ。彼はソノとオニビに向かって高々とジャンプ。しかも回転まで加えて蹴りかかったのだ。
しかし当たる直前に二人はパッと分かれた。
『今のは四霊獣龍の拳・龍昇(りゅうしょう)』
『四霊獣龍の拳・龍昇ですか』
飛び上がりながら回転し、蹴りを放つ技をあっさりとかわした二人は、バーナムの真後ろで再び肩を組む。
『我は木神麒王(もくしんきおう)』
ソノの方が力強く名乗る。
『木神麟王(もくしんりんおう)とは我の事』
オニビの方が胸を張って名乗る。
クーパーの読み通り、ソノとオニビが四霊獣の拳に伝わる『木神麒麟』だったのだ。
わざわざ木神麒王・麟王と分けて呼んだり木神麒麟とまとめた呼び方もあるのは、常に二体で行動する神だからか。
『四霊獣龍の拳を使う人間か』
『お前は四霊獣龍の拳を使うか』
二人は相変わらず間延びした調子である。
『龍の拳の使い手だからとて』
『龍の力を感じる理由にはならぬ』
ようやく二人で異なる事を口にする。
だが、着地したバーナムの機嫌が良くなった訳ではない。
「ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!! 何しに来やがった!!」
二人は、まるで「そうだった」と我に返ったように優雅な動作で膝を打つと、
『我がここへ来たのは龍を起こすため』
『龍を起こすのが我らの目的』
再び二人で同じ事を言うと、
『お前、なぜ龍の力を持つ?』
今度は二人の声が綺麗に揃った。
「……んなモン知るか! とっとと探しに行っちまえ!」
再び空中に飛び上がろうとしたバーナムを、クーパーが止めに入った。
「バーナム、待って下さい」
それから彼は上空の二人に向かって、
「麒王。麟王。龍を求める理由を、お教え戴きたい」
上空の二人は、いきなり尋ねてきた彼を一瞥すると、別になんて事はないといった風情のまま、
『水神・龍王を眠りより覚ますため』
『永き眠りの水神・龍王を呼び覚ますため』
一拍ほど間が開き、二人の声が揃った。
『その力で増えすぎた人間を間引くため』
さらりと言った言葉に、この場の全員の表情が凍りつく。
「ま、間引くって、つまり殺すって事!?」
今まで会話に参加していなかったグライダが叫ぶ。内容が内容だけに当然か。
「やだやだ。セリファそんなのやだぁっ!」
セリファも恐がってグライダにしがみつく。
「遙か昔、神が洪水を起こして愚かな人間を滅ぼそうとした、という伝書は残ってますが……」
クーパーもバイブルの内容を思い出す。
「けど、その時には善良な一人の人間に洪水の事を話し、助言までして助けてる筈だけど……」
コーランの呟きに、シャドウが続けた。
「だが、どう見ても其の『助言』をしに来た様には見えぬな」
シャドウのカメラアイが鋭く麒王・麟王を睨みつける。
『皆殺しではない。あくまで調整のみ』
『調和を考えた、適切な数にするのみ』
殺気立つ一同を意に介した様子もなく二人は答える。
「答えは一つ。俺がてめぇをぶっ倒す!」
最後にバーナムがギロリと睨みつけた。
「まさかとは思うがよ、神だから何をしても許されるって思ってんじゃねぇだろうな?」
両手の指をポキポキと鳴らしながら、
「あいにく俺は権力かざして見下ろされるのが嫌いなんだよ!」
バーナムは再びジャンプした。だが、それにしては速度が速すぎる。まるでミサイルのように一直線に飛び上がったのだ。
『四霊獣鳳の拳・鳳翔(ほうしょう)だな』
『今度は四霊獣鳳の拳・鳳翔ですか』
しかし、これも当たる直前にパッと分かれてかわしてしまう。
だがこれはジャンプではなく空を飛ぶための技。すぐさまUターンして戻ってくる。
そしてそれは、分かれた二人が再び合体するタイミングとピッタリ合致した。
『しまった!』
二人がそれに気づいた直後、バーナムの抜き手——四霊獣鳳の拳・鳳挌(ほうかく)が麟王の肩に突き立っていたのだ。
だが神というのは名前だけではない。その一撃でバーナムの右手の骨が一部砕けてしまったのだ。
元々人外の者を相手に戦うために編み出された技とはいえ、使うのが人間では限界があるという事なのか。はたまた神には通用しないという事なのか。
(気の集中が足りなかったか……)
右手の痛みをこらえてどうにか着地できたバーナム。
一方麒王・麟王の方は、麒王が麟王を気遣うようにゆっくりと着地すると、
『気が変わった。間引く人間にお前を加える事に決めた』
麒王のみが殺気を込めてそう言うと、二人の姿が微妙にぼやけ始めた。身体の輪郭が歪み、二人の身体が一つに溶け合っていくかのような。
その工程が一瞬で行なわれると、今まで麒王・麟王の二人がいた所に、一匹の巨大な獣が誕生していた。
頭は一角獣のような長い角を持つ狼。身体は鹿だがその足は馬。さらに牛の尻尾を生やした四つ足の獣。
その姿は、日中クーパーが話していた「霊獣麒麟」そのものだった。
「合体した霊獣が『木神麒麟』という事だった訳ですね」
今にも襲いかからんとしている麒麟を見たクーパーが呟く。
「角はあるがそれで害を与える事はない」と伝えられているのだが、今は殺すと宣言したためだろう。触れただけで穴が開きそうなほど鋭く尖っている。
「本性現わしやがったか……」
バーナムは痛む右手をあえて強く振って痛みを紛らわす。手の骨が一部砕けてしまっているが、彼の四霊獣龍の拳は足技が多いので、攻撃力が極端に下がった訳ではない。
それから彼は他の皆をチラリと見ると、
「ここは俺がやる。他の奴らじゃ『気』の防御はできねぇだろうしな」
あえて皆より一歩前に出る。
それは捨て鉢になった賭けではない。皆を守る献身の気持ちでもない。
敵に対して決して背を向けない。その強い闘志の現れである。
だが、突いたり斬ったりする四霊獣の拳の技の中でも強い部類に入る鳳挌がほとんど効かなかったのだ。あとは自身の得意な龍の拳で力押しするしか手はない。
しかし。正真正銘の神相手に、それがどこまで通じるものか。
『間引く前に、言いたい事があるなら聞いてやろう』
霊獣麒麟が仰々しい声で告げた。死刑を宣告されたようなピンとした空気の中、バーナムは更に数歩前に出た。
「間引くって言ったけどな。誰が決めたんだ。神か? 神なら人間に何してもいいってか? そもそも何で間引くんだよ。欠陥品だからか? だとしたら神ってのはとんでもないぐうたらか無能らしいな」
神を信じる神父のクーパーがいるにもかかわらず、神を馬鹿にしたこの言葉。しかしクーパーは何も言わず彼の言葉を聞いている。
「壊れてたら直しゃいいだろ。それとも何か? 直せねぇ程壊れちまってるのか? もしかして、直せねぇ程不器用なのか、神ってのはよ?」
もはや挑発の域を通り越しているバーナムの言葉。だが彼の言葉は止まらない。
「そもそも欠陥品を長々とほったらかすなよ。そんな事もできねぇバカに俺が殺せる訳ねぇだろ」
バーナムは砕けたままの右手を握り締め、
「この地上にいる以上、ここで最強の存在・龍に勝てるヤツなんざいねぇ筈だろ?」
その不適な笑みは自信の表れかハッタリか。
それは分からないが、霊獣麒麟を怒らせるにはお釣りが来るくらい充分すぎた。
『もう良い。決定はくつがえらん』
霊獣麒麟の角がキラリと光る。それを見てもバーナムは動きもしない。
他のメンバーもそこから動けない。自分が動いてどうなる。状況を変える事も変わる事もない。それほどの差は理解している。
何より、バーナムの前に出る事はバーナム自身が許しはしまい。身を挺して彼を守っても、ぶつけられるのは文句だけ。それが分かっているからだ。
『では、お前を間引こう』
次の瞬間を、何と言えばいいのか。
姿が消えた。それでは正確さを欠くが、違えどもそうとしか表現ができなかった。
霊獣麒麟が言い終わったと同時に、その巨体がバーナムに密着するほど接近していた。
角を、彼の心臓の真上に正確に突き立てて。
その場の全員がそれを視認できなかった。優れたセンサーを持つシャドウですら、時間を止めて迫ったとしか感知できない速度であった。
だが、霊獣麒麟は彼ら以上に驚いていた。
『な、なぜその身体を貫けない!』
初めて聞いた愕然とした驚きの声。事実その長い角はバーナムの身体に食い込みはしても貫いてはいないのだ。
「……捕まえたぜ」
バーナムの腕がゆっくりと動き、両手がその角を鷲掴みにする。それから握り潰さんばかりに力一杯握り締めると、
「我! 今、水神・龍王に願い奉る! 我が声を聞き届け、我と共に戦わん事を!」
『まさか……!!』
霊獣麒麟もようやく気づいた。
己の角を止めたのは、自身が求めていた龍王の力そのものと言える「龍の水晶玉」。
バーナムの身体に心臓はない。その代わりを果たすのがこの「龍の水晶玉」なのだ。
バーナムの肉体が周囲の、そして霊獣麒麟の「気」を猛烈な勢いで吸収しだした。同時に彼の全身に無気味な文様が鮮やかに浮かび上がる。
クーパー達はその文様が、彼の何かの封印である事を以前聞いていた。
「バーナム、止めなさい!」
クーパーが止めようとするが、まるで見えない壁のようなオーラを発する彼に近づけないでいる。
その輝くオーラの中で彼の筋肉が盛り上がり、小柄な身体が一回り大きくなる。
全身にびっしりと青い鱗が生え、両手両足の爪が鋭く尖る。
勢い良く尻尾が伸び、その背には巨大な翼が生え、大きく広がる。
その姿は、人の身体に龍の頭を持つ亜人であった。
この姿は以前一度だけ見た事があった。同時にその恐るべき「力」も。
『ぐっ、これは……』
離れようとした麒麟だが、それはできなかった。龍人のすさまじいまでの握力が角を離さないのだ。
そのため動こうとしている麒麟と、それを押し止めている龍人の力が拮抗してしまい、どちらも動けないのだ。
『……いい加減にしろ、この野郎』
龍人が口を開く。その声は低くなっているがバーナムの声に似ていた。
『この地上に実体化している以上、たとえ神でもその力はかなり落ちる。そんな事も忘れて突っ込んでくるから、神ってヤツはバカだってんだよ』
人の住むこの人界では、異界から来た存在はその法則に縛られる。それは神といえども例外ではない。
物理法則はもちろん、姿形は人界の生物(もしくはその合成体)と同じ姿にしかなれず、持っている能力や魔法の力も人界で発動しても支障のないレベルにまで落ちる。
その結果、異界に住む者は人界の中ではその能力の10%も使う事ができない上に、その肉体も人界の物質ゆえに強度も遥かにもろくなる。
では人界の者が異界へ行けば無敵かというとそうではない。異界では肉体面での力より精神面での力の方を重んじる方が多いので、肉体的な能力が災いして精神を鍛える事が困難な人界の者は、むしろ弱くなるケースがほとんどなのだ。
一方バーナムが変化している龍はまぎれもなく人界の生物。人界では神や精霊のようにその力が抑制される事はない。
それに加えて生まれながらに神に近しい力=精神力を持っているので、異界に行ったとしても他の生物ほど遅れをとる事はない。
だからこそ、龍は「地上最強の生物」の二つ名を欲しいままにしているのだ。
「どっちが有利なの?」
グライダの口からポツリと漏れた言葉に、クーパーが静かに反応する。
「ボクにも判りません。麒麟は人界に実体化しているので、本来の力の十分の一もふるえていないでしょう」
あれで十分の一もないのか。目を見開くグライダが無言でそう語っていた。
「でも、バーナムの方も龍人になったとはいえ、その力を万全にふるっているようには見えません。せいぜい一、二割といったところでしょうね」
能力を押さえつけられた者と、能力を引き出し切れていない者。確かにどちらが有利かを述べる事はできないだろう。
しかし、それでも状況が動く事はある。
その龍の力を持ったバーナムが、両手にさらに力を込めたのだ。するとバキンと鈍い音がして、たやすく麒麟の角が折れてしまった。
驚く麒麟が逃げる前に、龍人は再びその角の根を無造作に掴むと、振り回すように高々と持ち上げたのだ。
『グギャアァアアアァァァッ!!』
ものすごい揺れと地響きと共に麒麟の身体は叩きつけられた。
全身の肉という肉、骨という骨がたった一撃で激しく軋み、大ダメージを受けたのを自覚できる。
おそらく生まれて初めて味わう、全身を駆ける「瀕死の」痛み。全身から噴き出す己の血。
神とて不死身の存在ではない。人の目から見たら気の遠くなる年数だが寿命もある。霊獣麒麟——木神麒麟とて例外ではない。
互いに万全でないとはいえ、神をたったの一撃でここまで追いつめる「龍」の力。
これはもう恐怖としか形容できない。
この場の全員がその様子に「恐怖」していた時、麒麟の前にいきなり現われた人間の姿があった。それは、さきほどのテレビで「この星は狙われている」と警告した白装束の男だった。
「龍王よ。霊獣麒麟を殺される訳にいかぬのでな。もらい受ける」
一言だけそう言うと、現われた時以上に唐突にその姿が消えた。もちろん麒麟も。
それからたっぷり一分ほどは経ったろうか。
龍人が元のバーナムの姿に戻っていく。それと同時にバーナムはその場にバタリと倒れてしまった。
皆が彼を気遣って駆け寄る中、クーパーだけは白装束の男が消えた現場を睨みつけていた。


ここではないどこか。何も見えない空間に、男と麒麟はいた。
男は瀕死の麒麟の身体に何かの液体を振りかけた。すると、たちまちその身体は癒えていった。
『……助かった、と言っておこうか』
麒麟のその口調は明らかに不機嫌極まりないものだった。
『……お前も人が悪いな。あの人間が「龍の水晶玉」を持つ者とは。そうと知っていれば芝居も加減もしなかったのだが』
「水神龍王は神だからな。同じ神である木神麒麟でなければ、戦いになるまい」
男は麒麟をなだめるようにそう言うと、
「もっとも、あの男……バーナムといったか。彼がいなかったとしても、たぶん結果は木神麒麟の負けだろうな」
男はそこで意味ありげに言葉を切った。無論文句を言う麒麟に向かって、
「古代武神・岩蔭の技の使い手がいた。もし戦いになったなら、いくら木神麒麟と言えども無事では済むまい」
岩蔭の技。クーパーの使う剣の流派「石井岩蔭流」の事だ。
だが、あの場で戦っていないクーパーの事を、なぜ男は知っているのか。
「それに、炎の魔剣と光の聖剣の使い手もいた。26枚の占い札を実体化させる者。一人なのに五人分の気配と魔力を持つ魔族。古代に作られた魔法の機械人形。これらと事を構えれば、確実に木神麒麟の負けだろう」
麒麟は何か言いたそうに、しかしかなり渋い顔で男の言葉を聞いていた。
『だが、彼らの力が必要になるのは、ずいぶん先の事だ。それまでに彼らの命が尽きていない事を祈ろうか』
「……そうだな」
男は静かに呟いた。


「テストだぁぁ!?」
苦労して調べて連絡をつけて、ようやくやってきたバーナムの師匠・イボテ。
彼に木神麒麟が来た理由を問うと、あっさりと「テストだ」と答えたものだから、彼には堪らない。
「いかにも。木神麒麟の技を使える人間か否か、のな」
「だから、その技ってのは何なんだよ。そいつを最初に教えろよ、ったく」
バーナムはブツブツ文句を言っている。その口調はとても師匠相手とは思えないほど横柄なものだが、イボテは気にした様子もなく、
「それを言ってはテストにならんだろう。だがこうしてお前が生きているという事は、技を授かったという事だ」
イボテはそう言うと、ずいぶん古めかしい本をパラパラと注意深くめくっていた。
「……して、なぜ戦いになったのだ?」
「は?」
「この本によると、その者が必ず戦いを挑むであろう理由をつけるそうじゃ。どんな理由だった?」
あの時の木神麒麟の「人間を間引く」は完全にお芝居だったという訳だ。そう言えばバーナムは戦いを挑むであろうと踏んで。
気づかなかったとはいえまんまと乗せられた気がして、バーナムは不機嫌そうに黙った。だが沈黙に耐えられなくなったのか、
「で、じじぃ。俺にどんな技をくれたのか、分からねぇか?」
「木神麒麟の技は麒走麟駆(きそうりんく)のみ。瞬間移動にも似た高速移動の技だ」
「はぁ!? 移動だけかよ?」
どんな技かと期待してみたら、移動の技とは。バーナムが気落ちするのも無理はない。
「技とは攻撃に使うものばかりではないぞ」
快活に笑うイボテに聞こえないよう、バーナムは一人ごちた。
「ったく、使えねぇ技よこしやがって」

<FIN>


あとがき

今回はバーナムさんのお話ですね。この話は冊子掲載の物と比べてかなり手を入れてます。
あっちは枚数制限があるので、説明部分の大部分を削った結果、かなり判りづらい話になっちゃってたので。
まぁ解説を加えはしたものの、判りやすくなったかといえば正直微妙です。

ともかく全開でいけば規格外の強さを発揮するバーナム。何せ龍の力ですからねー。神様と同等の力を発揮しちゃったら、どんな敵でも圧倒の上瞬殺ですよ、実際。
この話ではそれがフルに発揮されまして、実にあっけないったらありゃしない。……それだけこの人界では神の力は弱まるのと同時に、龍の力がハンパじゃないって事でもあります。
けど弱まった神と龍の力が同等=それだけ神の方が圧倒的に強いとも受け取れる=神と比べりゃ龍ってメチャメチャ弱いという論法が成り立つといえば成り立ちますが……。こういう物の強さ弱さって結構いい加減な代物でもありますから(苦笑)。
ともかく、バーナムさんの(いろんな意味で)扱いづらさが身に染みた回なのでした。


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